日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

『NEURO 神経発達障害という突破口』

2019-03-11 22:30:48 | 本の紹介
 3月11日の地震から8年。
去年も今年と同じように振り返り、今日は機能と同じように一日を過ごせています。

 そんな普通の日々を過ごせることは、ありがたいことなのだなぁ、と、
ニュースで流れる地震の特集を横目にみながら思うことです。
毎年、そんな言わずもがななことをことを思うこの日です。
 
 先週末、楽しみに待っていた新刊、『NEURO 神経発達障害という突破口』が届きました。



  もし、絶望の淵で「うちの子は、ずっとこのまま…?」と今も思っている親御さんがいらっしゃったら、
すぐに、この本を読んでもらいたい!

 今、やめ時もわからぬまま、
効いているのかいないのかわからない薬をお子さんに飲ませ続けている親御さんがいらっしゃったら、
すぐに、この本を読んでもらいたい!

 眠れない子を、勉強はできなくても仕方がないと、自傷行為もなす術がないと、
この子はどうすることもできないのだと、諦めている親御さんがいらっしゃったら、
すぐに、この本を読んでもらいたい!

 この本は、発達障害の子ども、何らかの困った凸凹があるお子さんについて、
病院や療育、福祉と繋がるしかないと思っていた親御さん方に、
そんなところをアテにしなくても大丈夫だよ、ということを教えてくれます。

 また、お子さんが何らかの発達に関する問題を抱え、医療機関に診断名を告げられても、
「じゃあ、先生、どうやって治しましょう?」と、質問して、
「いやぁ〜、脳機能障害だからねぇ〜」などと言う先生は、即、凡医印の烙印を押してさし上げて、
「あら!先生、ご存知ないんですかぁ〜〜〜!」と、
直販ではおまけでいただけるとても楽しい会報を凡医にプレゼントする…。
親御さんがどーん!と、診断した先生に斬り込んで行けばいい時代なんだよ、ということを教えてくれます。

 この本は今まで、誰も指摘しなかったことが書かれています。
それは、もちろんただの思いつきなどではなく、
DSM-5を読み込み、「神経発達障害」ということを考え抜き、
これまでの花風社の本での実践と重ね、
家で、親御さんが発達障害を治すことができるのだよ、ということを告げる
福音の書だと私は思いました。

 今、私の住む鹿児島県のそのまた地方の人口約76000人ばかりの小さな市で、
療育手帳を取得する子どもの数は、年々増えているそうで、平成29年度で718人。
市の分析によると、平成26年度以降、中軽度の知的障害者における増加が大きいとされていました。
そして、療育のサービス事業所といわれるところが11ヶ所、放課後デイサービスが6ヶ所。
数がまだまだ足りない、ということも私の住む地域の障害児の福祉計画書にはうたわれていました。

 必要な人は、必要に応じて療育も放課後デイも利用できれば良いでしょう。
でも、そこに繋がれ、そこを起点にしか動くことができなくなり、
「利用者」ではなく「食扶持」とならないようにしたいですね。

 「昔、発達障害だった」と言いながら
 自分の好きな仕事について楽しみながら社会貢献している。
 それが私の夢見る未来である。(本分より引用)


 そんな風にひとりひとりが自立し、自由に生きていけるように、
知的障害も自閉症も発達障害は治しましょう!


 

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