走り回る妹が気になって眠れないお兄ちゃんです。
その歳の差10歳。でも同レベル!というか押され気味の優しいお兄ちゃんです。
知り合いのご高齢のお母様は、新型コロナ以前からデイサービスに通っていたそうです。
ところが、新型コロナ後は中々通えなくなり、元々持っていた認知症的な症状がひどくなってきたと嘆いていました。
通えないのは、同僚のお母様に何かあったら、という施設側の配慮ではなく、「気ままに外から来る人が、新型コロナ持ち込むのでは?」ということからだそうです。
お正月明けのデイサービスも「県外市外からの帰省者があった人、いつもの家族以外と接した方はご遠慮ください(大意)」というような施設の方針が配られたそうです。
それを見た同僚は、母親がデイサービスに行けなくなるといけないと思ったそうです。
親戚一同に来ないでね、とお願いし、それまでおしゃべりに行ったり来たりしていたお母様のお友達とも距離を置くことに。
そして迎えたお正月「誰も来ないねぇ」と親御さんも寂しそうで「どうしたらよかったのかな、って考える」と話していました。
こういう話を聞くと、高齢者のデイサービスは「自宅での生活を続けるために身体の機能維持、向上」なんて目的があると思うのですが、本気ではないんだなぁ、ということが炙り出されてきますね。
高齢者の介護施設を別の仕事とWワークしている知人曰く、「どちらかと言うと、一緒に過ごす家族が息抜きできるようにあずかってる感じかなぁ」という正直さ。
福祉の提供する優しさにとことん違和感を感じるなぁと思いました。
老人界隈に近い年齢に歩みを進めながら、新型コロナの世の中を見つめていると、「丈夫な体」「ボケない頭」はほんと死守せねば!と思いますね。
がんばろっと。