日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

安野光雅さん。

2021-01-16 19:28:00 | 日記
今日から大学入学共通テストですね。

こちらは暖かく、穏やかなテスト日和で良かったねぇ…と思っていたら、吹雪がすごくて中止になった地域があるとテレビのニュースで言っていてびっくりしました。

もう少し、全国的に穏やかな季節にできるといいのねぇ、と思うことです。

夕方、ネットのニュースで画家の安野光雅さんの訃報に接しました。

安野光雅さんは私が中学一年生のとき、偶然、地元のデパートのギャラリーで原画展をやっているのを見て「こんな絵があるの!」と大感動した画家さんです。

私は帰りの電車で「私もあんな絵を描く人になりたい!」と母に熱弁し、休み明けには美術部に入部しました。

安野さんのカラフルだけで曇りのない、透明感のある色使いに惹かれて、小学生の頃から使っている不透明水彩絵具で水をたっぷり使って私も水彩の風景画を描いていました。

そのとき私の絵を見た方に「いわさきちひろさんの色使いみたいね。」と言われて「ええええええっー、誰それは?」と思っていた田舎の中1でした。

市とは名ばかりの小さな町の図書館には安野光雅さんの絵本もなく、「安野さん、安野さん」と家でも言うものだから父が誕生日に安野さんの最新絵本を買ってきてくれたのが『津和野』でした。


私はカラフルな風景画のものを見慣れていたので、この渋い色使いに「ええ〜」と不満な気持ちだったのを覚えています。

その後、安野さんの本を読み、水彩絵具にも種類があることやそこで知った絵の具を買ってみたり、私の美術の先生のような方でした。

その後も算数系の絵本や不思議な絵の絵本や物語と、仕事をしだしてからも出会うと買っていました。

三十代のとき、バイクで北海道に行った帰り道、山陰の方を回って帰りました。

そのとき、津和野に寄って安野光雅美術家によって、絵を見ていたとき、偶然、安野さんが廊下にいらっしゃって私は「わぁあ!」と遠目に見て嬉しかったのを覚えています。

安野さんのおかげで、見慣れた風景の美しさを知り、見えている色を美しく画用紙に移す楽しさも知りました。

安野さんありがとうございました。
ご冥福ををお祈りします。













コメント (2)
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