食欲の秋、冬眠の冬。
寒さに備えるためなのか、冬眠に向けてなのか、よく食べています。
「そんなに食べなくても、食料はなくならないし、冬眠もしませんよ」、と
自分に言い聞かせる毎日です。
私は、わりと、いや、かなり、おしゃべりなので、
結構、終わりもなければ、オチもない話をだらだらと続けることができます。
時間のムダといえば、ムダですから、
そういうことは、それが許される、親しい人と楽しんでいます。
去年まで住んでいた種子島では、毎夕一緒にウォーキングする友人がいて、
1時間か1時間半てくてくてくてく、歩きつつ、ずぅーーーーーーっとしゃべっていました。
時には真剣に、時には大笑いしながら、からだにも精神的にもとても良い時間でした。
そういうおしゃべりが苦手な子どももいますよね。
中学校で一緒に勉強した子どもで、孤独ではないものの、
なんだか、うまく友人関係を結べない子がいました。
本人は、まったくそんなつもりはないのですが、
「なんで、あんたはいつもそんなに上から目線なのよ!!!!!」とキツくいわれて、
「立ってるから。」と飄々と言ってのけた子でした。
その場では、キツい空気も笑に変わり、
まぁ、めでたしなのですが、万事がそうはいきません。
だいたい、ぽつんとした状態になっていました。
その子は、中学で吹奏楽部に入って、高校生の現在も続けています。
楽器はトロンボーンなのですが、音もうまく出せないし、楽譜も読めずに、
その状態が、中2くらいまで続いていたと思います。
家に楽器を持ち帰り、練習もして、
途中から、出せる一音の部分だけ吹いたりしながら、
3年間、部活を楽しみ、高校に入ってまでも続けた訳です。
部活の顧問の先生の話や同じ部活の他の子どもたちの話では、
音が出せずに、口パクならぬ吹いてるフリだけだったり、
後輩も入部してきて、そちらのほうがうまかったり、
なんとも、しんどい部分もあったのではないかと、推測せずにはいられませんでした。
でも、演奏会を聴きにいって、
その子の演奏している様子を見て、そんな考えは吹き飛びました。
普段、他の子が話していることに興味ある顔もしない、
話のみならず、自分以外の人のことに興味すらない感じのその子が、
真剣な表情で、他の人が出す音に耳を傾け、自分の楽器の出番を待っています。
自分の出番はなくて、手拍子をする場面でも、
ちらっと横目を使い、ほかの人の手拍子に合わせています。
すべての演奏が終わった後、
血の気の引いたような真っ白だった顔が、ばら色のような血色になっていました。
本人もわからないところで、吹奏楽というツールを通して、
みんなと音を合わせるということが、その子が気持ちをだれかと共有する、
そういう感覚があるんじゃないのかな、と演奏会を聴きにいって思うことでした。
そして、ほかの人と共感する気持ちよい感覚が、
吹奏楽がその子を魅了した理由のような気がしました。
話すだけが、コミュニケーションではないですね。
自分に合った、そういうものが見つかると、しあわせなことだし、
生きていく上での支えにもなり得ますね。
寒さに備えるためなのか、冬眠に向けてなのか、よく食べています。
「そんなに食べなくても、食料はなくならないし、冬眠もしませんよ」、と
自分に言い聞かせる毎日です。
私は、わりと、いや、かなり、おしゃべりなので、
結構、終わりもなければ、オチもない話をだらだらと続けることができます。
時間のムダといえば、ムダですから、
そういうことは、それが許される、親しい人と楽しんでいます。
去年まで住んでいた種子島では、毎夕一緒にウォーキングする友人がいて、
1時間か1時間半てくてくてくてく、歩きつつ、ずぅーーーーーーっとしゃべっていました。
時には真剣に、時には大笑いしながら、からだにも精神的にもとても良い時間でした。
そういうおしゃべりが苦手な子どももいますよね。
中学校で一緒に勉強した子どもで、孤独ではないものの、
なんだか、うまく友人関係を結べない子がいました。
本人は、まったくそんなつもりはないのですが、
「なんで、あんたはいつもそんなに上から目線なのよ!!!!!」とキツくいわれて、
「立ってるから。」と飄々と言ってのけた子でした。
その場では、キツい空気も笑に変わり、
まぁ、めでたしなのですが、万事がそうはいきません。
だいたい、ぽつんとした状態になっていました。
その子は、中学で吹奏楽部に入って、高校生の現在も続けています。
楽器はトロンボーンなのですが、音もうまく出せないし、楽譜も読めずに、
その状態が、中2くらいまで続いていたと思います。
家に楽器を持ち帰り、練習もして、
途中から、出せる一音の部分だけ吹いたりしながら、
3年間、部活を楽しみ、高校に入ってまでも続けた訳です。
部活の顧問の先生の話や同じ部活の他の子どもたちの話では、
音が出せずに、口パクならぬ吹いてるフリだけだったり、
後輩も入部してきて、そちらのほうがうまかったり、
なんとも、しんどい部分もあったのではないかと、推測せずにはいられませんでした。
でも、演奏会を聴きにいって、
その子の演奏している様子を見て、そんな考えは吹き飛びました。
普段、他の子が話していることに興味ある顔もしない、
話のみならず、自分以外の人のことに興味すらない感じのその子が、
真剣な表情で、他の人が出す音に耳を傾け、自分の楽器の出番を待っています。
自分の出番はなくて、手拍子をする場面でも、
ちらっと横目を使い、ほかの人の手拍子に合わせています。
すべての演奏が終わった後、
血の気の引いたような真っ白だった顔が、ばら色のような血色になっていました。
本人もわからないところで、吹奏楽というツールを通して、
みんなと音を合わせるということが、その子が気持ちをだれかと共有する、
そういう感覚があるんじゃないのかな、と演奏会を聴きにいって思うことでした。
そして、ほかの人と共感する気持ちよい感覚が、
吹奏楽がその子を魅了した理由のような気がしました。
話すだけが、コミュニケーションではないですね。
自分に合った、そういうものが見つかると、しあわせなことだし、
生きていく上での支えにもなり得ますね。