家の庭のミモザが咲きました。
黄色い花は、本当に春らしいし元気をもらう気がしてとても好きです。
義母が帰ってきて三日目です。
1日目、大さじ1杯の水を飲むにも1時間ばかりかかり、色々と覚悟はしていたものの「お、おう…。」とこれからの日を思いちょっとめまいがしたのが本当の気持ちでした。
それは、4ヶ月口から食べず、点滴→経鼻経管栄養となり、転院を仄めかされたのを蹴って、家に連れ帰ったので、慎重に慎重にと義母の口に運んでいたせいもあったと思います。
まだ普通の食材を食べるのは早いのかな?と思い、義母の嗜好を思い出しつつ、体に足りないものも補いたいなぁと、スーパーの棚を見て回りました。
そこで、ミネラル入りのゼリー飲料やたんぱく質多めのヨーグルトや絹ごし豆腐などなど、喉越しよく、噛まずに食べられるものを選んでいくつか買ってきました。
まだ三日目ですが、喉越しにも色々あるようです。
舌にまとわりついて飲み込みにくいものや飲み込んだのも気がつかないほど食べやすいものまで見ていると、こんなに違うのか!と驚きます。
そんな義母が、今日は驚く速さで食べ終わったものがありました。
それは、水羊羹。
「そういえば、ぜんざいや甘く煮た豆好きだったなぁ」と思い出し、水羊羹をクラッシュ状態にし、義母の口に運びましたq
ぱくっ!と一口。
それまで眠たいのか、退屈なのかと細目で夢うつつな顔していたのが、目がカッとあき、「何これ、おいしい」のような顔。
こちらも嬉しくなって「おいしいね!」と調子良く食べてもらいました。
栄養素の観点からは「なんじゃそりゃ!」だと思いますが、好物を食べて、口の動きや生きる力が湧いてくれるといいなぁとおもうことでした。
好物を突破口にして、食べる興味が広がって、少しでも元気になるといいなぁと願うことです。