ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

野田恵美須神社

2010年02月03日 11時38分19秒 | 社寺まいり
久々の神社ネタ

大阪市福島区玉川にある恵美須神社
昭和7年築造された大阪一と噂される宮付地車があります。
もちろんこのプログを見られている方々はご存知と思いますが。

常々疑問に思っていたのですが、えべっさんの「えびす」漢字に直すと「恵比寿」・「恵比須」・「戎」・「蛭子」その他もろもろと多様。
野田恵美須は真ん中「美」で比較的めずらしくないですか?
文字変換出来ないのでついつい野田恵美須は間違えてしまいます。

有名なところでは、西宮神社・ひらがな「えびす」、今宮戎神社・文字通り「戎」ちなみに住所が浪速区恵美須西1丁目、京都祇園・神戸柳原の蛭子神社・「蛭子」

祭神はと言うと、事代主命(ことしろぬしのみこと)、蛭(児)子命(ひるこのみこと)、大国主命(だいこくぬしのみこと)とそれぞればらばらです。

どうも「えべっさん」の場合神話の神が後付けのようです。
明治の初めに神社庁によって各地の神社が管理登録された時に古事記等に出てくる神でないと神社として認めないとの理由で村の信仰の神であった「えびす様」がそれらしい神話の神にとってかわったようです。
そんな理由から各えびす神社は古事記等の祭神には信仰なくその村では、えびすさま、えべっさんが信仰の対象のようです。ですから漢字で表すえびすにあまり意味がないようですね。

さて、野田恵美須神社拝殿向拝柱欄間にえべっさんの象徴・鯛2対彫物あり。
地車にも正面車板にえびす様に鯛。





十日えびすの賑わい・地車も奉納されています。





この野田恵美須神社、松下電器産業(現パナソニック)創業者松下幸之助さんが大正、昭和初期に氏子総代を務めていたそうです。

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