ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

軍師の門 ~火坂雅志~

2014年07月14日 20時46分59秒 | 文庫本


NHK大河が盛り上がってきましたね。視聴率も好調のよう。

信長死す。

本能寺お参りは、こちら→http://blog.goo.ne.jp/aniki0528/e/84205654f846a1d64e3ce4d3c3e51eeb




軍師の門

竹中半兵衛 黒田官兵衛 の物語

半兵衛・官兵衛物は、実は読むのはお初。当然戦国小説の脇役で出てきますので有名エピソードは知っていたつもり。

NHK大河ドラマ軍師官兵衛と並行しての読破となりましたのでドラマの出来事とのズレを感じながらの本能寺変前まで。

実際は、残されている資料より事実の断片でしかわかりませんのでそれぞれの小説家、脚本家の推理推測で肉付けされるので違ってあたりまえ。

例えば、官兵衛有岡城幽閉においては、大河ドラマでは、荒木村重の妻、だし、元主君小寺政職がきっかけや黒幕として描かれていますが、小説は、官兵衛の独断。
又、ドラマでは、村重と対話やりとりもありますが、小説では、助け出されるまで村重と会うことなし。等

本能寺変以降の長い官兵衛物語においては、先に見てしまった感。

小説前半は、竹中半兵衛主人公、後半は、黒田官兵衛が主人公となります。

火坂作品わかりやすく読みやすいので大好きなのですが、長編になると最後の方が早送りになってしまう感あるのですが、なんとかふみどどまったかなぁと言う後半でした。


戦国乱世、豊臣秀吉の頭脳として、のちに「二兵衛」と称される二人の名軍師がいた。野望を内に秘め、おのが才知で天下に名を残そうとする竹中半兵衛。小寺家の行く末を織田信長に託す決意をし、軍師としての生き様を模索する小寺(黒田)官兵衛。毛利攻略を機に秀吉の下へ集い、いつしか「義」という絆で結ばれていく二人。しかし三木城攻めの渦中、謀反の荒木村重を説得に赴いた官兵衛は、有岡城地下牢に幽閉されてしまう。

有岡城から生還した黒田官兵衛は、竹中半兵衛の死を知ると同時に、その遺志と豊臣秀吉の軍師の座を引き継ぐ。稀代の謀略家として恐れられる一方、信義を重んじ、敵将からも信頼される官兵衛。しかし秀吉は、おのが権力が強大になればなるほど、彼を恐れ、遠ざけてゆくのだった。秀吉亡きあと、官兵衛(如水)は、はじめて自らの野望を関ヶ原に賭すが―男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作歴史長編。


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