ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

神々に告ぐ ~安部龍太郎~

2014年01月07日 21時56分07秒 | 文庫本


久しぶりの文庫紹介

本読みする気持ちになれず、正月に秋以来の読書

神々に告ぐ上下刊 安部龍太郎

室町末期(戦国時代)暗躍されたと思われる時の関白・近衛前嗣(前久)が主人公
ついに戦国の英雄が次から次へと出現する時代の幕開け、その中にあり武将以外にいた朝廷側の傑出した人物。戦国時代の幕開けとなるキーマンとして描かれています。
今回は、神に仕える人物が主人公ですので霊的な要素も取り入れ若くして関白になったいわいるスーパースターとしての見所もあり。
文庫の表紙絵も私好み


応仁の乱以降、室町幕府は力を失い、群雄が割拠し、世は乱れた。古来、神々に礼を尽くして地上の平安を守ることを務めとしてきた京都朝廷は、衰微を極めた。弘治3年(1557)、後奈良天皇は後事を若き関白・近衛前嗣に託し、崩御。前嗣の奔走が始まる。幕府再建による朝権回復を目論む前嗣は、都を逐われた将軍・足利義輝と結び、都を支配する三好長慶を除こうと計画。これを阻もうとする長慶の権臣・松永久秀の秘められた思惑とは?

将軍・足利義輝の挙兵は、三好長慶との和議という妥協に終わり、永禄元年(1558)、義輝は帰洛を果たした。なおも長慶を除こうとする関白・近衛前嗣は、正親町天皇即位の礼を機に、勅命をもって諸大名に上洛を促すという奇策に出、若き織田信長を知る。前嗣の計画に、再び反撃に出た松永久秀を操るものの正体は何か?そして太古より神々に仕え、天に対して礼を尽くしてきた朝家が犯した、恐るべき秘密とは?「黄泉の国なくば、朝家の神聖も保たれぬと知れ」―死霊の恫喝に即位の礼の行方は?

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