福島の桜、誰にも見てもらえないけれど今年も綺麗に咲いています

ニュースＺＥＲＯで福島県の桜並木が満開のところが映し出されていた。
桜のトンネル・桜のアーチ。綺麗だった・・・。
でもそこは避難区域に指定されていて、未だに人は誰も居ない。
でも桜は見事に咲き誇っている。桜、一生懸命頑張って咲いている。
何だか切ない。もの悲しい。
誰も居ないのに、誰も見てくれないのに、桜は変わらず咲いている。
あの大地震が無くて、津波が来なくて、原発がやられなければ、今年もきっとたくさんの人が
その見事な桜を楽しみに、愛でに訪れたことだろう。

まだ家に帰れない人がいっぱい居る。
自分ちで暮らしたいよね、みんな。
あれから不自由な生活を強いられている人たちは、一体今どんな気持ちで日々暮らしているのだろう。
思うだけで何も出来ないけれど・・・。

地震も津波も怖い。
天災は人智を越えたものがあり、自然が牙をむいて襲って来る恐ろしさに人は抗うことさえ出来ない。
でも原発の事故は違う。
防ごうと思えば防げるはず。避けようと思えば避けられるはず。
だってあの事故は人災だもの。

又言うよ。
原発は必要ですか？
水力火力風力太陽光エネルギー　その他諸々・・・で賄えませんか？
恐ろしいものを使うのを止めようよ。便利じゃなくてもいいから。

我が家がそこにあるのに住めない。
今年も又桜が綺麗に咲き乱れているのに観ることも出来ない。
その桜のアーチを通り抜けることも出来ない。
そんな悲しい思いをしなくてもいいような生活に早く戻りたいよね。