核の無い世界は”理想”なのか？

そう言う人が居るとテレビで言っていた。

ニュースでＧ７の外相が広島の原爆慰霊碑に献花した場面を観た。
献花の後、アメリカのケリー国務長官が岸田外相に原爆ドームを指さして何か訊ねた時、後ろからのカメラは
２人の腕が交差しお互いの背中に触れているシーンを映し出していた。
アメリカとの関係は良好なのだろうと思わせるシーンだった。
いい感じだった。

私は岸田さんが結構好き。スマートに外交をこなしている様に見える。
ビジュアルが良いから余計そう見えるのかも知れないが、見てくれは結構大事だよね。
世界に伍して戦わなければならないのだから。

アメリカでは、いまだに日本での原爆投下が正しかったと考える人が５０％を超えるそうだ。
日本人にとれば正しかったはずはない。
戦争の終結を早める原因になったと思う。
謝ってもらいたいだとか反省してもらいたいだとか、そういうことでは無いけれど、アメリカが広島や長崎の
原爆投下に関心を示し、あの実情を知ってもらう為の先導をしてくれれば、もっと原爆のことを世界の人に
知ってもらえるのでは？とは思う。
それは、あの原爆を投下した当の国アメリカってことも勿論あるし、
そして又、どんなに言ったって、もう世界の警察辞めますと言ったって、今も世界におけるアメリカの力は
やはりまだまだ強いと思う。アメリカが言うのなら従いましょう的な部分はあるのではないだろうか。
そういう意味でも、アメリカの国務長官が広島を訪れたことは大きな意義があると思う。
言うこと聞かない国もあるけれどね。

核？核兵器？は何の為に必要なの？核を持たないと世界的な立場が弱い？
核は人を幸せにする？
いま世界で戦争が勃発すれば、間違いなく核兵器が使われて世界は終わってしまうよね？
前にも言った”猿の惑星”になってしまう。
国と国との駆け引きで、力を誇示する為に必要なのかも知れないが、そもそも宇宙から見た地球は
地図帳の様に国境に線が引かれている訳では無い。
そんな地球と言うひとつの星の中で、何を取り合い争い合わなければならないのだろうと、時々考える。
そりゃ国民性だの習慣だの、違いはいっぱいあるから、皆同じって訳には行かないだろうけれど、
夫々の特色生かして必要以上に干渉し合わず、思い思いに生活すればいいじゃないって思うのだけれど、
そんな単純なものじゃ無いか・・。
他人の利権を欲しがり過ぎだ。

核の無い世界は理想なんて言わずに、それが現実となる様に、世界の指導者たちは力を発揮してね。
世界中皆で努力しないとね。