雑感 独り善がり

日々の思いや怒りを自分勝手な考えで綴る

居てくれるうちに大事にしなくては。訃報に触れて悲喜こもごもの今日の私

2018-11-26 23:34:12 | 日記
今日帰宅すると、DMに混じって2通のお手紙と1通のハガキ。
その中の懐かしい名前を目にした時、一瞬イヤな予感がした。
それを後回しにして先にハガキを読む。

先週末に一緒に旅行に行った友から。
写真担当は別の友だちで、それはとうに届いていた。
私はパソコンから『写真届いたよ、有難う。楽しかったね~』と3人にメールを送っていたが、
そのハガキをくれた友は、いつもハガキをくれる。
携帯を持たない彼女は、パソコンかお手紙・ハガキ。彼女はお料理の先生。
だから今回も、彼女一人だけ遅れて宿に到着したのだが、聞いていた時刻を大きく過ぎても到着せず、
かと言って私たちは連絡の術がない。
”まあ、そのうち来るだろう・・・”って感じ。
非常に自由人だ。
でもマメな彼女が届けてくれるハガキは、絵も在って、いつも心がこもっている。
忙しいだろうに、気働きの出来る素敵な女性だ。

そしてピンクの封筒は2週間前のクラス会の幹事さんからの会計報告とお手紙と写真。
有難う、お疲れ様 と思ったその時に、1枚の紙が・・。
クラス会も終わった後に出欠のハガキが来た1人の友だちの、コメント部をコピーした
紙が入っていた。
その友だち、つい先日にご主人が亡くなったと。読んでびっくりした。
いつもご主人の体調をみながらの出席で、明るいおおらかな人だったけれど、
”大切な人が居なくなって寂しい日々で涙が止まらない。次回は笑顔で会いに行くね”と。
そんなコメント見せられて何とも言えない気持ち。やっぱり胸が詰まる。
次は元気で来るだろうか・・・。

そしてついに最後の手紙の封を切り、読み進むうちにイヤな予感が当たった。
結婚した時のお仲人さんの娘さんから。
夫婦別れをした後も、そのご家族とはお付き合いは続いていた。
お孫ちゃんが1人で私んちに泊まりに来たり(奈良に行きたいと)、娘さんたちが訪ねて来てくれたり
私が出張でその地方へ行く時は、たま~に足を延ばしてご夫婦に会いに行ったり。
その地方都市に私が暮らす間、どれほどそのご家族にお世話になったか知れない。
親元から遠く離れ、親兄弟も友だちも近くに居ない寂しい私の、いつも味方になってくれた。

忘れもしない。
まだ乳飲み子だった下の娘を抱きかかえ、2歳の上の娘の手を引いて、暴力を振るう元夫に耐えかねて
何度そのお宅に逃げ込んだか知れない。
本当にまるで駆け込み寺だった。
『帰らせて下さい』とそのおうちに電話をして来る元夫に『お前が頭下げて迎えに来んかいっ!』と
ご主人は電話口で怒った。
離婚して、その地を離れた私だが、その方たちへの思い・恩義は忘れられるはずもない。
時々ママと電話で話すと、すご~く長電話だった。
2年前にご主人が亡くなった時も、何となく予感がして娘さんに電話したら、お父さんが亡くなったと。
そして今度はお母さん。
もう一度会いたい、会いに行かなくっちゃと思っていたくせに、忙しいのを言い訳に実行に移せなかった私。
寂しい。悲しい。私のその地の母の様な姉の様な人だったもの。
昔のことを思い出すと泣ける。要らないことまで思い出して泣ける。

誰だって大事な人を失うのは辛い。お互い元気なうちに、思い立ったら会いに行かなくっちゃ、
即行動に移さなくっちゃ。居てくれるうちに大事にしなくては・・と、出来ない私はつくづく
しみじみ反省する。悲喜こもごもの今日の私。
人生を考えてしまう。