大層なタイトルだが、ホントとんだ騒動だった。
しかしその話をして最後の方に自慢があるので、いや、自慢じゃないな。自虐ネタですわ。
おイヤな方はスルーでどうぞ。
木曜午後、移動だけして埼玉で泊まり、翌日午前中に初めてのお客様訪問。社長が今後増えるであろう内容の
案件だから一緒に行くからアポ取れと、訪問には社長が積極的だった。私はあまり行きたくなかったのだけど。
何故なら金曜夜に、あるお客様の周年記念の祝賀会があり、それに招待されていたから、私はゆっくりと
パーティーだけに集中したかったのだ。それも同じ関東圏だからと言って、場所は結構離れている。
午前中に打合せして移動ですかい・・と、1泊しか予定していなかった私は、2泊になることもイヤだったのよねぇ。
作日夕方、結構早目にホテルに着き、6時からの祝賀会だったので、それまで溜まっている仕事をしたい私は、
早く部屋に入りたい。ではホテルのロビーで5時半待ち合わせと別れた。タクシーでホテルから5分とネットで
調べると出ていたので。もう1人の参加者メカ設計のH副部長は富山から仕事終わりで来る。
5時20分頃下に降りて行くとHさんは既に待っていた。あぁっらぁ~スーツびしっと着てネクタイ締めてるなんて
初めて見たわ~とか言って笑ってたが、社長が降りてこない。早め早めで決して待ち合わせに遅れることの無い
社長にしては珍しい。しかし約束の5時半過ぎても現れない。『もしかして寝てる?』私は電話する。何度も。出ない。
もしかしたら倒れてない?と心配になって来て、Hさんに部屋まで行ってピンポンでもドアをドンドンでもいいので
見に行って来てと。やがてHさん降りて来て反応が無いと。
ホテルのフロントに言って電話してもらう。出ない。焦る。鍵持って一緒に行って開けて下さい!
一刻一秒を争うかも知れない!と。
そしてエレベーターに乗っている時に電話があった。『ごめんごめん今から降りるわ』 気が抜ける。
しかしそこから又10分ほど待たされた。車の中で私『何してたんですか?』 社長『寝てた』。
珍しい・・・爆睡していて全く気が付かなかったのだろう。余程疲れていたんだと思う。
社長は週初めから関東方面に出張していた。そこで今度は息子の営業部長に腹が立って来た。
社長に1人で長期の出張させるなと。週明け出社したら息子には『あんたが行きな』って言ってやろう。
車に乗ったはいいが超ヘビーな渋滞につかまり、遅れること30分くらい。何が車で5分だ。渋滞は想定外だよ。
到着したら受付が終了間際だった。当然お客様社長の最初の挨拶は終わっていた。聞けてない。
立食だったので、社長には遅れたことはバレてない。が、他の方々にはバレている。
社長に挨拶しに行き、他の方々にもご挨拶。副社長・専務・各工場工場長・・・。会いたい方には皆会えた。
設備の自動化進められて(うちの機械)生産量が増えている。生産が追い付いていないらしい。
取締役営業部長は直接設備の導入には関係ない方だが『売上伸びてるって、営業さん凄いですね』と言うと、
『いやいやいやいや・・しかしあなた、ホント営業上手いよね』と言われてしまった。どんな営業してるか
知ってるの?
話は飛ぶが、その日埼玉から東京に戻り山手線で、向かいの席に座った社長の下に何か光るものを見つけ
『足元に何か落ちてます』と言うと社長が拾い、私の席の隣の人が『私のです』と言ってそれを受け取った。
たばこのパイプ掃除するもの?だとか。
私は何で私の隣に座っている人のモノなの?遠いでしょと思ったもので『お宅のんですの?』と聞いた。
するとその人『京都ですか?大阪ですか?ああ京都だね。はんなりしてるものね』と。
私は正直驚いた。
この私がはんなりですと!?どこをどう見たらそう見える?ただの大阪弁じゃないか・・・。
で、パーティーの会場でF工場のI工場長との話の時、その話をして『私”はんなり”言われました』と言うと、
うちの社長が『何が”はんなり”やねん。大阪のおばちゃんですなぁの間違い違うか?』と。失礼なっ!
『そう言うのが今はハラスメントだと気が付いてます?』と言うとI工場長、うちの社長とH部長に何か耳打ち。
Hさんに聞くと『〇〇さんは(私のこと)きっと、ズボンの下にヒョウ柄のタイツ履いているよ』と言ったとか。
Hさんは今日一番の返しだと笑い転げている。
ったく・・・どいつもこいつも・・・。そういうのがハラスメントだと知らない昭和のおっさんが多過ぎるわ。
若いおねーちゃんに同じこと言えるんですかっ!
余興で山陰地方の伝統芸能なども見せて頂いてお開きになり出口へ向かっている時に、ある方から声を掛けられた。
名刺を出され『こういう者です。お噂はかねがね・・』と。
名刺を見ると中堅の商社さんの執行役員で某事業本部本部長とある。私は『今までお引合いっぱい頂いてます。
ありがとうございます。ただ、残念ながらご契約には漕ぎ着けていませんですね。一度お仕事決めましょう!』と。
うちの社長が後で、『有名やなぁ・・しかし言うなぁ』と。『何言うてますのん!』と私。
その商社さんからの引合は全部私が処理している。というより口コミで、どうも、うちへの依頼は私にとなっている
みたい。営業さんの数は多い。そりゃ有名にもなるだろうよ。そんなこと、別に嬉しくも何とも無い。
もしかしたら、高齢のちょっと変わった女の営業が居る 位に言われているかもだ。別にいいけど。
社長に言う。『引合の度に私は自分の時間と頭と身体を使って対応して来た。でも仕事決らない。決めてくれない。
獲れない。私は気に入りませんけど?一回くらい決めろよ!って心底思ってます。そうでなければ、もう対応するの
イヤですわ。しんどい』と。
丁度その日祝賀会に行く車の中で、その商社の若い方から電話があった。彼曰く話が2つあると。1つは自分が
転勤すると。どこへ?北陸地方へ。私は『そーですか・・・で?』と。私に一体何を言って欲しいのか?
大阪から北陸に転勤で残念ね・・とでも言って欲しかった?よく解らん。
『もうひとつは?』と聞くと『引合です』と言って仕様を話し出す。済みませんがメールで送っておいてと言って
電話切る。もう6時過ぎてるんだもの。
そんなすぐ後のその事業本部長の挨拶だったので、何と言うタイミングよと。
もう、うっぷっ!となるくらい引合が山盛で今はもうこれ以上要らない。贅沢?しかし多ければ良いってもんでも
ない。要は確率の問題よ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる はイヤなのだ。効率の良い仕事をしたい。
時間は無限ではない。私は今の会社に入って、新規の直の(商社経由しない)お客様をいくつかゲットして来た。
それは最初は電話であったりホームページからの問い合わせだったりだが、真面目に親切丁寧迅速に対応して来た
から成し得たことだと自負している。うちの他の営業では誰も無理だと思っている。
商社経由の仕事は好きじゃない。利益率も悪いし、お客様と直に話出来ないので効率が悪い。イライラする。
しかし実際は、依頼があればどのお客様のどの案件も、分け隔てなく真面目に対応はしているけどね。
行けそうか行けそうでないかは大体最初の段階で判る。それによって力の入れ方は変わりはするが。
営業って奥が深いのよ。その分面白いのよ。でも、あーしんど💧