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アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

マスクが感染対策として逆効果になりうる理由

2022年09月05日 | 生活
第七波、東京都の新規陽性者数も落ち着いてきました。緊急事態宣言や「まんぼう」をやらなかろうが、帰省にレジャーに繰り出そうが、下がるときがくれば来れば下がる。

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マスクなしで密になってお祭りやっても…


下がるときがくれば下がる。


一方、ワクチンどんどん打っても、みんながマスクしてても、上がるときは上がるのですが、

それで、マスクはどれくらい感染を防ぐのかという話について、私が書きたいのは「まったく効いてない」ことの証明ではなく、逆効果になりうる仕組みはどんなものがあるかについてです。

効くか効かないかについては、これまで数多くの研究が行われていますが「効く」「差なし」「逆効果」とたいへん賑やかなことになっています。すごく大雑把にまとめれば、実験室的には効きそうな気がするのにRCT(ランダム割り付け試験)や実社会では効果が出にくいという感じです。

そもそも、風邪ひいてない人がマスクしてなかろうが何も出てこないのですが
- 無症状のままうつす人がいるんじゃないかという仮定
- それをある程度マスクで防げるんじゃないかという仮定
に基づいているのがユニバーサルマスク(誰でもいつでも)の考え方です。

新型コロナウイルスは、感染した人の細胞内で増殖すると、呼気中のエアロゾルとなって空中に放出されます。それをある程度以上の量、吸い込むと鼻腔や気管などの気道上皮細胞にあるACE2受容体に結合して細胞内に侵入します(感染成立)。エアロゾルはマスクでほぼ防げないので、つまりメインの経路に対しては元々ツーツーです。(*)

飛沫感染も、ないことはないのですがエアロゾルが奥まで軽々侵入できるのに比べて成立しにくく、濃いものが大量にある場合となります。とりあえず元気に見える程度の人から飛沫でうつるとしたら至近距離・長時間が必要ですがその場合には結局、エアロゾルもたくさん吸入しているでしょう。

ということでマスクの効果は出にくいのですが、さらに逆効果になりうるというのはマスクに飛沫がついて時間が経った場合です。
飛沫は飛沫のままでは、前述のとおり感染力があまり強くありませんが、しばらくして乾くとエアロゾル化して放出されます。つまりよけい感染しやすくなるのです。
(フォーゲン効果。参考: The Foegen effect: A mechanism by which facemasks contribute to the COVID-19 case fatality rate)

マスクをせずにいれば、ほどなく地面に落ちて無効になっていたはずの飛沫をマスクでキャッチし、感染性の高いエアロゾルにして放出するという仕組みといえます。

つけていたマスクをいったん外したら、ほんとは新しいものに替えたほうがいいのはこの理由もあります(あと、単純に汚いということもありますが。ウイルスはマスク上で増殖はしませんが菌は増えるので)。あと、マスクの「目」より細かい飛沫を吸着するには静電気が重要なので、「しっとり」してしまうともう当初の効果はなくなります。なのでその意味からもちょくちょく交換する必要がありますが、そんな30分ごとに替える人もあまりいませんね。お財布にも地球にもキビシイですから。

それと、新しいマスクを次々使うことには、また別の問題(ホルマリンなど)もありそうです。
国立衛生研究所「家庭用マスクに含まれる揮発性有機化学物質及び紫外線吸収剤の実態」

ということで、マスクに実験室どおりの効果を出してもらうためには、性能の高いマスクをぴったりつけて、ちょくちょく交換する、ということになりますが、実生活上難しいので、結局のところたいてい何をやってるかわからない感じになるわけです。

一方、マスクの害のほうは明確なものがたくさんあります。
(参考: 全国有志医師の会 マスクを外しましょう)

単に息苦しい、暑い、といった主観的なものにとどまらず、
頭痛、皮膚の荒れ、顎関節症、口呼吸になるなど

私も、マスクしてると頭痛がしてくるのでマスクなるべくしないようにしているし、大人はマスクについてご都合主義的に扱っている(前に立って話す人だけノーマスク、飲食時はマスクなしでトイレに立つときはつけるなど)場合が多いでしょうけど、


子どもは「適当にする」という逃げができません。

特に、子どもの発達(身体的にも、心理的にも、言葉や社会性の問題も)については既に取返しのつかない影響があったと思います。小さな子の二年間は大きい。

アクリル板、マスク、黙食。効果が薄く害の大きい「自称感染対策」から子どもを解放してほしい。(**)


学校での「対策」は、科学によって行われているのではなく、かといって文科省や厚労省の指示で行われているものとも限らず、真面目に頑張る先生方の暴走により時にこっけいなところまで到達してしまうものです。

なんだったら、マスクなし/ありの学校で比較してみてほしい。二年半も経ってその実証すらできておらず、漫然と続けているのは罪深いことです。
(アメリカの比較、査読済み論文。学校でのマスク着用義務有り郡と無し郡は18歳未満コロナ感染率に有意差なし)

参考動画: マスクは効果がないどころか有害であることを示す研究が既に150以上もある。By Peterson Pierre医師
(前はこのような動画はYouTube上で即消しされていますが、大丈夫になったらしいということでアップされています)

この動画で、学校ではマスクありなしで差がなく、pre-schoolでは逆効果だったと述べていますが、それは偶然の結果ではないかもしれません。幼い子のほうがマスクの衛生的取り扱いが難しかったり、呼吸がうまくできなかったりして(***)悪影響が出やすくてもおかしくないので。



(*) 国立感染研究所「アジアリーグアイスホッケー競技大会における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)事例」
おそらく一人の有症状・PCR偽陰性から172人のクラスターが生じた事例。遠く離れていても、マスクをしていても、エアロゾルが滞留していれば感染。有効な対策は「換気」。


(**) 子どもの声アンケートまとめ

(***)口呼吸になって、天然の鼻フィルターが作動しなくなれば、風邪を引きやすくなる。

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