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群がる人民

2008-01-10 07:28:16 | Weblog

< 福岡3児死亡事故:地裁判決に事故遺族ら不満の声>

 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080109k0000m040137000c.html

 

危険運転致死傷罪の成立を認めなかった3児死亡事故の福岡地裁判決に対し、全国各地の交通事故遺族からは一様に不満が上がり、法改正を求める声も出た。

 「脇見運転だと言えば、過失になってしまう。川口の事故は、あしき前例を作った」。埼玉県川口市で06年9月、保育園児らの列に車が突っ込み21人が死傷した事故で、長女の悠月(ゆづき)ちゃん(当時5歳)を亡くした福地禎明さん(38)は、今回の判決を自身の思いと重ね合わせ「危険運転致死傷罪の運用を見直すべきだ」と語った。

 長女を亡くしたのは、3児死亡事故のちょうど1カ月後。海の中道大橋での悲劇をニュースで見て「うかうか子供を乗せてドライブできないな」と思った直後だった。

 「5年なんて無罪に等しい。過失なんかではないのに」。川口の事故は、運送業手伝いの男の「脇見運転」が原因とされた。遺族らは危険運転致死傷罪の適用を求めて18万通を超える署名を検察に提出したが、業務上過失致死傷罪で公判は進み、男は懲役5年の判決を受けた。

 3児死亡事故も、危険運転致死傷罪が認定されなかった。「加害者の脇見運転の主張が認められた。ほとんど使えない危険運転致死傷罪を大幅に見直すべきだ」と訴える。「せめて、判決で法の不備を指摘してもらいたかった」と話した。

 事故後、遺族らが業務上過失致死傷罪の上限引き上げを求め、最高で懲役7年の自動車運転過失致死傷罪が刑法に新設された。「飲酒運転でも、脇見運転でも、被害者に落ち度がなければ危険運転」。今も真相を知ろうと、検察庁などに足を運ぶ生活が続く。

 99年に東名道で飲酒運転のトラックに追突されて娘2人を失い、危険運転致死傷罪成立のきっかけをつくった千葉市の井上郁美さん(39)は「ここまで脇見運転が認められるとは思わなかった。このような状況で危険運転が認められないなら、すべての飲酒運転が軽い刑になってしまう」と不満をぶつけた。

毎日新聞 2008年1月8日 23時26分 (最終更新時間 1月8日 23時37分)

 

今回の判決文を書いた裁判長 川口宰護(しょうご)(しかし、このブログに引用する人の名前って、けったいなんが多いな)の名を記憶にとどめておくべきだ。

 

 

この判決文は、逃げれば逃げるだけ得。逃げて逃げてできるだけ長い時間飲酒量の判定を避け、水でも何でもどんどん飲んで証拠の隠滅を図った方が量刑が軽くなる、と言っているに等しい。

 

最低な判決だ。

 

 

ただ、どんなに完璧に論理構成をして法律を作っても、惹起できない事件が生じたり論理の隙間を突くような解釈は必ず生まれるものだ。そもそも、拡大解釈だの、限定解釈だの、縮小解釈だの、解釈にいくつもの種類があることがおかしい。解釈の仕方が複数存在するということと自体が、法律を恣意的に適用していることの表れだ。だから、決して今林被告の肩を持つわけでもないし、ご遺族の気持ちも痛いほどわかるのだが、その悔しさを法や司法の不整備に収斂することはできないと思う。誠に残念ではあるが。

 

 

とどのつまり、一連の事件と裁判結果が表すのは、法律の整備ではとうてい追いつかないほど日本人が愚劣極まりない愚衆に堕したことの証ではないかと思う。

 

デパートや大型店舗の入り口付近には必ず障害者用の駐車スペースがあるが、良心の呵責を微塵も感じず威風堂々(笑)と平気で駐車する健常者。なぜ広々としたスペースがしかも入り口付近に必要なのかという推論がまったくできない異常者に何を言っても始まらない。残念ながら論理的に相手の否を唱えても解決することは無いと100パーセントの確信を持って言える。

 

 

毎年お正月恒例のデパート商戦といえば、福袋。わしは興味も関心もないが、毎年正月のニュースで流れる。朝5時から並び、開店早々全速力で目当て(かどうかわからない)の商品に群れる。

 

他人を押しのけ、子供を蹴散らし、我先にと目当て(かどうかわからないので袋をびりびり破るという違法行為をしてまでも)の商品に突進する。

 

あの、群がる愚衆の民。衆愚の人民。奴等の走っている様、商品を奪い、横取りしている様は下劣の極致である。あのような品性下劣な顔。まさに今の日本を象徴している姿であり、顔だ。

 

いくら法律を整備したところでそれを遥かに上回る事件や事故が起きる。それが今の日本だから仕方がない。

 

何が起きようと、「そんなの関係ない」と思う日本人のなんと多いことか。