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親を殺す潜在能力のある医者の旧卵

2006-06-25 22:40:49 | Weblog

医者になるのは、変態や。いや、大変や。金と時間と労力と手間と人生を賭けて目指すんや。おとんは、仕事で疲れとるのに、自分の書斎にまで参考書・問題集を置いて勉強指導するという熱の入れよう。熱心なおとんや。偉いおとんや。勉強教えるプロがおるねん。そのプロの代わりをしてるんやろ。譬えて言えば、わしが仕事終わって家帰ってきて、病気の子どもを毎日毎日面倒みるようなもんやろ。愛情なくして出来んことやで。父親が厳しかったってか。殴られたってか。そら、殴ることもあるやろ。理不尽な怒られ方もするやろ。我々自分自身の人生を振り返ってみ。はらわたが煮えくり返ることもあったやろ。でも、何とか乗り越えてきたんとちゃうんかいな。

(勝谷誠彦氏のホームページ引用開始)

医師の息子で東大寺学園の生徒。誰かにちょっと似てますね(笑)。しかしまあ何と相変わらずのステロタイプの頭の悪い報道だろう。「理想的な明るい家庭」とメディアはまず一斉に報じた。その一方で「長男の姿は見たことがない」だと?それって理想的な家庭じゃないだろう(笑)。離婚や再婚があって父子の葛藤があって成績を巡る悩みがあってなんてこの国では何十万という同様な家庭があるだろう。そうした苦難の中でもっとも直接的なものは金銭的な窮迫だ。今回の吉川家にはそれはない。要するに人を殺すか殺さないかであって結論は殺してはいけないに決まっている。つまりはYなる長男そのものの問題なのだ

(引用終了)

非常に明快。人を殺すのはいいことか?悪いことか?当然、悪いこと。マスコミの論調は父親が加害者でこのガキが被害者のような扱いやけど、このガキがだらしないんや。スカタンなんや。人間としての成長が疎かやったんや。

人を殺すことは悪いこと。そう。その通り。人をイジメることは悪いこと。そう。その通り。とある掲示板で読書した跡を残してる人がいて、その人がこんなことを書いてました。

(以下、掲示板を引用)

『人を殺すな、自分も死ぬな ←というタイトルの本を読んで

「誤解を承知で言えば、いじめられる子供にもまったく責任がないわけでもないんです。」
 
 藤本君(講師)は言う。

 「いじめで学校をやめてきた子供を見ていると、ある共通点があると思う。
 いじめられる子供というのは表情の作り方、人との距離の取り方が下手な気がする。
 見ていると、自分が傷つけられることには敏感なんだけど、自分が悪気なく人を傷つけていることに気付かない場合が多い。
 それが積み重なって、結果としていじめられてしまうんでしょうね」

・・………………………………………………………………………・
(ここから、この掲示板に投稿した人のコメント)
 うーむ・…
 中々含蓄のある分析でしょうか?
 被害者保護の風潮の昨今では、うかつにこういう発言は出来にくくなっていますからね。

問題の分析だけでは評論家さんです。
 解決への具体策があって始めて、現場の責任者といえます。
 先の講師の先生の解決方法をお聞きしてみましょう。

・・……………………………………………p153………………………

 「極論かもしれないけど『いじめるな』と、いじめている子供を叱るのは逆効果だと思うんですよ。
 ボクは、いじめられている子供の普段の会話にも耳をすますんです。
 子供の発言の中に、そうした不注意なものがあれば、まずはそれをきちんと注意することにします。
 いじめられる原因が、そこにあるということを分からせる。

 そうすると、そんな不用意な一言を言わなくなる。
 不用意な一言を言われて、ムカついている子供も、先生が不用意な一言を言った子供に注意を与える事によって『この先生はわかってくれている』と怒りをおさえることができる。
 1石2鳥なんですよ。

・・…………………………………………………………………………
 
 うーむ・…
 なるほど・・…
 不注意な一言がないかどうか、を注意深く耳をすまして聞こうとする先生の姿勢が、大事なんですね。

(引用終了)

このコメント書いた人、狂ってる!と思って、わし、次のコメントを書いておきました。

(わしのコメント開始)

藤原正彦『国家の品格』

・・………………………………………………………………………・
しかし、いじめを本当に減らしたいなら、「大勢で一人をやっつける
ことは文句なしに卑怯である」ということを、叩きこまないといけない。
たとえ、いじめている側の子供たちが清く正しく美しくて、いじめられ
ている側が性格のひん曲がった大嘘つきだったとしても、です。「そん
な奴なら大勢で制裁していいじゃないか」というのは論理の話。
「卑怯」というのはそういう論理を超越して、とにかく「駄目だから駄目だ」
ということです。この世の中には、論理に乗らないが大切なことがある。
それを徹底的に叩き込むしかありません。いじめをするような卑怯者
は生きる価値すらない、ということをとことん叩き込むのです。
・・………………………………………………………………………・

「釈迦に説法」かもしれませんが、話題の書です。ぜひ、ご一読を。

(わしのコメント終了)

今日、英語授業研究学会関西支部第20回春季研究大会があって、参加してきたのですが、文科省の菅先生(大先輩なので、敬称付ける)が「なんとかの品格って本を書いた、品格も何もないおっさんが書いた本、云々」されてましたが(この発言にいたる経緯は非常に複雑なものがるのは、ある。それは理解できる)、菅先生の方がよっぽど品がないですよ。「立場上言えない・・・」というフレーズを連発されてた(毎回、どんな学会でも言うてはるけど・・・)割には、左向きの発言は堂々と出来るんやなーと感心したので、日記の如く認めておく。