こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[教え子]

2017-09-13 05:00:00 | 生徒
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[教え子]です。

昨日の夕方、普段は行かないスーパーで買い物をしていました。すると、遠くから顔見知りが近づいてきました。生徒だったM君のお母様でした。
「お久しぶりです。」
から始まり、近況報告をした後、
「どうしても、M君のことをブログに書きたいのですが、いいですか?」
と聞くと
「いいですよ。なんなら実名でも。」
いやいや、実名にはしませよ、と大笑いしました。ユニークで大らかなお母様です。

とても個性的な生徒でした。M君は、6年生の最後の3カ月から中学三年生の受検が終了するまで私の塾に通っていました。夏休みの宿題は、夏休みに入る前に終わせるという特技があり、そんな生徒は後にも先にもM君だけです。理数系がとても得意で、文系もできます。特に数学では、センスがあり、1を知ると、100分かってしまうようなお子さんでした。

ある日、実験的にM君達の学年が、1歳下の学年と授業をして、分からないところを教えてあげる試みをしました。M君は教えるのもとも上手で、その授業後、しばらく、年下クラスの生徒から
「また、あの授業やって。」
と言われていました。M君のクラスは受検があったので、その後、なかなか時間は取れませんでした。これは今話題の、「アクティブラーニング」でした。

授業の始めや休み時間、生徒達は思い思いに学校の出来事を話します。その日M君はオカンムリでした。どうしたの?とみんなで聞くと、
「部活の顧問の先生、ズボンのチャックが開いていてさ。もう可笑しくて。帰りのミーティングだったけど笑っちゃったわけ。そうしたら、先生に殴られて。ホンと納得いかない。まず、自分のチャック閉めてほしい。」
M君はとても優しい子なので、
「先生、チャック開いています。」とは言えなかったそうです。

夏休みの宿題を終わらせてしまうほどの速攻戦略は、その後も発揮されます。専門学校では、早め早めに資格を撮り、就職も、就職活動をしてすぐきまりました。そして、今年で24歳になるのですが、もうしばらくすると新婚旅行・結婚式だそうです。足も速かったですが、結婚も早い。

M君は、お話も上手でした。話すタイミング、笑いをとるところ、誰かが話していたら素晴らしい沈黙をする。まだ15歳でしたが、大人でした。

今年の夏、偶然M君と奥様に会いました。とても明るい社交的で綺麗な奥様。なんだかジーンとしてしまいました。

M君、今度はどんな速攻を見せてくれますか?








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