こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[生きる]

2017-08-22 05:00:00 | こくご日記
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。よろしくお願いいたします。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[生きる]です。

親戚からトウモロコシをもらって帰宅。朝までトウモロコシを庭に置いておきました。早くゆでないと取れたての意味がないと、翌朝早く起きて庭をみると、アリの行列。心を落ち着かせて、トウモロコシの皮をむき出しました。トウモロコシをゆでる時に最後の皮を残しておくと甘みが逃げないので、20本ほど皮をむきました。すると、トウモロコシか入っていた袋から白い芋虫みたいなものがでてきました。


▲ 白い虫に集まるアリ



写真では白い虫は止まっていますが、私が見たときは、跳ねるように動いていました。それでもアリがたかっているのです。幼い頃、瀕死の虫を運ぶところはみたことがありますが、こんなに活きのいい虫にアリが集まっているのは初めてみました。我が家の庭には餌がありません。トウモロコシも稀に見ない餌だったでしょうが、この白い虫もアリにとっては餌なのでしょう。

改めて、「生きる」とはこういうことなのだろうと思いました。跳ねる白い虫も、それを追うアリたちもどちらも必死です。残酷のようですが、「生きる」ためです。しばらく見ていましたが、後は、アリと白い虫に任せようと、コンクリートの上から土のほうへそっと出してやりました。どうなったでしょうか?土なら白い虫は逃げたかもしれませんし、力つきてアリが運んでいったかもしれません。

アリと白い虫のその後を考える暇もなく、部屋にもどりトウモロコシ茹でを開始。大きな鍋に3つお湯を沸騰させ、何回も茹でました。それがこれです。


▲ 茹であがったトウモロコシ


食べているときには、すっかりアリと白い虫のことを忘れていました。私も人間なので、「生きる」ために食事をしていたわけです。