あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

マイ・ファースト・ミステリー

2009-05-18 23:16:53 | 本(ミステリ・本格、パズラー)

鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集 鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2008-05-22

有栖川有栖氏のエッセイ集『鏡の向こうに落ちてみよう』で、氏のミステリーとの出会いのエピソードがあった。

氏がジュブナイル版の『エジプト十字架の謎』を読んだのは12歳のときだったとか。

私も読んだなぁ、私も小6だったような……と思って、同じ本かしら、とも思った。

私の記憶では、私の読んだジュブナイル版ミステリーは、クイーンの『エジプト十字架の謎』とクリスティの『ABC殺人事件』が抱き合わせになっていたような気がするのだが……。

ほんとの本当に初めては、保育園の時に買わされた(笑)子供向きの英語の本に載っていたポーの『黄金虫』だけれど、(怖かったが面白かった。いまだに暗号の出てくるミステリには弱い)やっぱりミステリーと意識して読んだのはその本だったかなぁ、と思う。

けれど、子供のころから乱読だった私は、そのままひとりで読んでいれば、ミステリファンになったかどうかはわからない。(有栖川氏はクイーンに打ちのめされ、「自分が生きているのは、こんなものが存在する世界だったのか」と感激したそうだが、当然ながら私には氏ほどの感性がなかった。それに同じジュブナイル版のアイリッシュの『黒いカーテン』の方が印象強かった。サスペンスの方が好きだったのかも)

だが、中学で、私にとっては重要な出会いがあったのだった。(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこぱん。

2009-05-17 18:15:58 | ペット

ねこぱん。
今日もまたパンを焼いた。 前回はもちもちタイプだったから、今回はふんわりタイプ。 焼き上がるのを待ちながら、ふと思い付いて母に言ってみた。 「ねえ、ウチの猫もちょっとパンっぽくない?」 「ええっ!」 と母が驚くのへ、 「耳やしっぽは焦げてるけど、このくらいの焦げなら食べられる」 と続けたら、 「食べ物ではありません(-_-#)」 と怒られた。 でも、ちょっと美味しそうではありませんか?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉しい!

2009-05-16 00:44:45 | 本(ミステリ・本格、パズラー)

出雲伝説7/8の殺人 (光文社文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:1988-04

図書館で有栖川有栖氏のエッセイ集『鏡の向こうに落ちてみよう』を借りてきました。

短いエッセイがたくさん入っていて、その中に『「私の愛する本格ミステリ」ベスト3』という一文がありまして。

その中でベスト3の1つに挙げていたのがこの、『出雲伝説7/8の殺人』(島田荘司 著)。

私も大好きな作品なので嬉しくなってしまった。(それに、島田荘司氏の作品の中ではマイナーな方なのでは?)

有栖川氏は、『殺人計画の緻密さ、手掛かりのスマートさ、読後も残る異様な味わい。いずれも申し分なく、「この作者だから書けた」と感じさせる』と的確に短く紹介しています。

私は、作品そのものも印象深いのですが、島田氏がエッセイで書いていたエピソードが忘れがたくて。

島田氏は、この作品のトリックが実行可能かどうか、実際に電車に乗ってたしかめたそうです。(あ、トラベルミステリー、というか、電車が重要なアイテムなのです)

ところが、電車を乗り継がなければならないのに、遅れたそうなのですよ電車が!日本の電車の発着は正確無比ですから、島田氏ならずとも驚きますよね。

島田氏はじりじりしながら、『くそっ!俺の完全犯罪が!』と本気で憤ったそうです。

ようやく電車がついて(すでに彼の完全犯罪は崩壊していた……)大幅に遅れた理由を尋ねたら「雪でね」という答えが返ってきたので、冬の設定だったものを4月に変えた、とあったと思います。

それだけのことをした説得力があって、読んだのはかれこれ10年以上前ですが、今も印象は鮮やかです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キッチングッズを大人買い

2009-05-14 23:03:52 | 日記・エッセイ・コラム

キッチングッズを大人買い
先日、アマゾンで、私にしては大人買いをしてしまった。 前から欲しかったパイレックス製ガラスのタッパーウェアのセットと、パスタトングとミニ保存瓶。 そして安売りしていたオーガニックのオリーブオイルと、胡麻ペーストまで買ってしまった。 タッパーはプラスチックもいいのだけれど(軽いし、扱いやすい)耐熱ガラスのがどうしても欲しくて欲しくて。 臭いが付きにくいとか実用面でも利点あるけど、やっぱり私はガラスじたいが好きなんだと思う。 買ったこのグリーンのタイプも、涼しげな感じがたまりせん。 プチトマトのマリネを作って満足。 次は大きいサイズのもので、豆腐の味噌漬け作ろうかな……。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『名探偵の掟』のオキテ

2009-05-12 23:49:37 | 本(ミステリ・本格、パズラー)

名探偵の掟 (講談社文庫) 名探偵の掟 (講談社文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:1999-07

わりと、好き。

この作品のTVドラマの、シンプルな感想であります。

“作中の登場人物だと自覚している者のみが入れる部屋”が、私には結構ツボでした。

この本はお気に入りで、たくさんの人に貸したため、ドラマ化される、というニュースが流れたとき、『ドラマになるね!』というメールを結構もらいました。(私、無関係ですが……^_^;)

本自体もくたびれていて、そのせいか最後に貸した方(高校時代の先輩)はわざわざカバーをかけて返してくれた……。(あ、ありがとうございます……。(^^ゞ)

それにしても、あの枠は、『トリック』『時効警察』なんかの枠だったと思うんですけど、トンデモミステリー枠なんですかね。

『名探偵の掟』4話を観ていて、ふっと山口雅也氏の『解決ドミノ倒し』とか思い出したけど、山口氏の作品も合う気がするし、都筑道夫氏に『妄想探偵』なんてシリーズあったなぁ……。

先ごろ亡くなった泡坂妻夫氏の作品(ヨギ・ガンジーシリーズとか合うけれど、あれは装丁自体にトリックあるの多いしなぁ……)もいいし、チェスタートンの翻案とかも面白いかも……。

などとこちらもトンデモナイ妄想にとり付かれそうになる、キケンな深夜枠なのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする