
植物でもうひとつ。 シューベルトの歌曲で、『野ばら』ほどメジャーではないけど、可憐な花の名前がついた小品ありますよね。 その名も『はなだいこん』。 はなだいこんって、春、やはり土手や河原に咲く紫の花かなあ、と思うのですが、花の名前がどうこうというより、歌曲のタイトルにそれはないでしょう!という感じ。 もちろん原題は違います。 『ナハト・ヴェイレン』すなわち『夜のすみれ』。 同じ花の、和名をそのままタイトルにしたのでしょうが、原題のロマンチックな雰囲気がまるで伝わらないじゃないですか~っ、と憤りました。 春、紫の花をみるたびそこはかとなくもの悲しい気持ちになるのです。 (少し可笑しくもありますが)
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