あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

マスコットの思い出 その1

2009-09-04 00:26:12 | 本(手作り、趣味の本)
手ぬいで作る動物マスコット 手ぬいで作る動物マスコット
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発売日:1995-06
大高輝美フェルトのきせかえ人形 (レディブティックシリーズ (1318)) 大高輝美フェルトのきせかえ人形 (レディブティックシリーズ (1318))
価格:¥ 840(税込)
発売日:1998-08

フェルトのマスコット作りに、小学生の時凝っていた話を、先日しました。

私は今でもそうなのですが、作るとすぐ人にあげたくなる迷惑な性格で(^_^;)その当時(小6だったかな)クラス全員に作って贈ったことがありました。

ただ、ある男の子ひとりだけ、あげなかったのです。仲が悪かったので。

私は小さい頃から大きくて、小6でなんと身長が166㎝あって、それがとってもコンプレックスだったのですが、それをからかってくる子でした。

“嫌なヤツ、大嫌い!”と思っていて、その子にだけ作ってあげなかった。

すると先生に呼び出され、“ひとりだけもらえないのは可哀想だから、俺に免じて(若い男の先生だった)作ってやってくれないか”と言われてしまって。

仕方なく、オウムのマスコットを作りました。みんなにもそれぞれ、イメージにあう動物のマスコットを作っていたので。大柄な男の子にはクマとか、女の子にはウサギやネコなど、その子に合ったかわいいものを。

彼のことは、男のくせにお喋りだ、と思っていたので、オウムにしました。けれど、くちばしの先が細くてまがっているので、ボンドで固めて補強したりしなければならず、結局他の子のものより手間がかかりました(-_-;)

あげると案外喜んだのですが、その後彼は東京へ転校して行ってしまいました。

さて、彼を思い出すことなく数年が過ぎたのですが、高2のとき、突然電話がかかってきて。

小学生の時は嫌いだった男の子ですが、あまり恨みを持続できない性格ゆえ(^_^;)“わ~、懐かしい。今どうしてんの”とか結構盛り上がって話をしました。そして、彼が“一日だけ、こっちに帰ってくるんだ”と言ったので、ふーん、そーお、なんて適当に答えていたのですが。

とつぜん彼の声が真剣になり、“ちょっとの時間でいいから、会えないかな。会いたいんだ”と言われてびっくり!

ちょうどその時、文化祭直前で忙しかったのでお断りしましたが、“あいつは、私のこと嫌いじゃなかったのか……?(+_+)”と戸惑いました。

男の子、という生き物の不思議を実感した出来事でした。

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2 コメント

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なんだか少女漫画のような (sachi)
2009-09-04 13:28:47
なんだか少女漫画のような
素敵なおはなし~~~。
女子なら一度は
自分の身にも起こってほしいような(笑)。

大高輝美さんのフェルトマスコットの本、
超なつかし~~~。
私も持ってた。(これじゃないけど)

私も編み物したら、
知り合いに無理矢理プレゼントの予定です。
返信する
そ、そうですか……? (雨ふり猫@管理人)
2009-09-04 23:27:06
そ、そうですか……?
素敵エピソードのつもりではなかったのですが……(・_・;)
大高輝美氏の人形は、コロッとしたカタチと、表情が好きでした。
ところで、手作りものをついプレゼントしたくなる私ですが、まだ始めたばかりのものを贈ると、さすがに不器用な私もだんだん上達するので、最初のものを取り戻したくなります(^_^;)
コメントありがとうございました!
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