抱腹絶倒!NY育児日記

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NYのフュージョンレストラン文化で味覚の将来は?

2008-06-26 11:57:16 | ぜ~んぶ見せます!
ドラマおせんの最終回を見た。

ある親子が老舗の料亭に招かれる。

この料亭では頑固に守ってきた伝統ともいえる
調理法を守っている。

選び抜かれた食材が、
丹念に調理されるのだった。

大根に煮汁を何度もかけながらじっくり煮込んだり、
山芋も手で丁寧に洗い、すり鉢にかけ。
刺身にも、完璧な技術をもった板前が包丁を入れる。

そしていよいよ料理を食べる親子。

子供は、共働きの親からまともな食生活を与えられておらず、
出来合いの料理ばかり食べているという。

大根をまず口にした子供が、「味がない」
と言って、バッグから用意していたケチャップを取り出し、
大根や山芋そして刺身にまでケチャップをかけたのだった。

子供は、
「ケチャップをかけても味の違いはわかる」と答える。

あれ?どこかで見たことあるぞ。

このノリ。

そういえば、レイのダッドもケチャップ愛用者である。

マムが、じっくり前日から漬け込んで味付けしたオックステールや
カリーゴートにもケチャップをかけていただくのだ。

「ダッド、それじゃー味が同じになっちゃうんじゃないの?」と
私が驚いたら。

「味の違いはもちろんわかってるよ。
俺は、ケチャップなしでは食えないんだ」と答えた。

実際、
何にでもマヨネーズをかけて食べる人もいれば、
何にでもソースをかけて食べる人もいるよね。

そういえば私は何にでも唐辛子を入れてしまう。

いったい味覚って何だろう?

アメリカのファーストフードが世界を制覇し、
和食もミックスされていくこれからの時代。

古来の味を守っていくべきなのか?疑問だなぁ~。
言葉とかと同じだし。

昔の人が食べていたものでも、美味しいものは残っていく。

逆に、

私にしてみれば、
なんでこれが昔の人には美味かったの?って料理も
たくさんある。

NYでは寿司も、バリエーション豊富だ。

イタリアン、ピザ風寿司。

ジャマイカン寿司は、ジャマイカのスパイシーなチキンの煮込み料理
ジャークチキンが、巻き寿司になっていたり。

よく耳にするアジア・デ・キューバってレストランなんて、
ロンドンやアメリカ数箇所に店舗があるほど。

流行ってるってことか?

メニューを見ていたら、
チャイニーズにタイに和食にキューバが混ざってて。

アジアサイドは、基本的にチャイニーズが主流なので、
きっと経営はチャイニーズ。

ここまで味を追求するとは、さすが味にも利益にも貪欲な
チャイニーズという気もしてくる。

しかし、こうして人間の味覚も進化していくべきなのだろうか。

ファーストフードばかり食べて生きているアメリカ人は、
味覚が退化していくと思うけど。

「ここのマックの、この人が揚げてるフレンチフライは、
揚げ加減も塩味も絶妙だ」
なんて、(既にいるのかもしれないけど)ファーストフードにも
こだわりを持った人が出てくると、

ちょっとまたファーストフードの社会も変わっていくのだろうな。

って、そんなこだわり持った調理人は、マックに勤めるわけないか。。。

それにマニュアルどおりに揚げているからこそ、
ファーストフードなのだ。

私は、英語のパッケージで売られている
バーモントカレーは、
アメリカ人向けに味付けされているのか、どうも味が苦手。

日本では好きだったんだけどな。

秀樹、感激!

しかしこのカレー、バーモントってくらいだから
私は、米国バーモント地方の田舎のお婆ちゃんが
作ったお袋の味なのだと子供の頃に思っていた。

リサーチしてみたら、バーモントカレーの由来は、
バーモント地方で200年以上続いてるリンゴ酢と蜂蜜による
バーモント健康法を取り入れたものらしい。

あ、やっぱりバーモント地方のからみだったのね。

NYラーメンブームに続いて、

インド街では味わえない、
日本のカレーブームが来るぞ!って
予感。

ハウス食品の営業じゃないけど、
バーモントカレーを是非、バーモント地方の
村おこしに使ってほしいものだ。

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