抱腹絶倒!NY育児日記

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子供の成長に涙する親もいるアメリカの卒園式

2008-06-24 14:07:14 | ぜ~んぶ見せます!
そういえば、デニスの卒園式はもう終わった。

プリK(義務教育キンダーガーテン前)の卒園ってのに、
家族総動員で来ている人もいた。

アメリカ人ってのは、両親でドレスアップしても、していなくても
夫婦そろってくるのが当たりまえ。

ブルーミングデールズで美容部員やってるラーラのママは、
女優のジェニファー・コネリーみたいな美人。そして
いつもキレイなんだけど、さらに胸の開いたドレスで登場。

セレブですか?ってノリ。

隣の席には、夫婦はもちろん、
兄弟や祖父母や親戚までそろっている。

ここはもしかして結婚式会場ですか?

さて本題に入ろう。

マイクの前で号泣してしまった親の代表ニックのママ。
いつもお迎えには、お婆ちゃんが来ていたのだが。

なんでニックママは泣いているのだ?と私はその場で
目が点だった。

後から、友人葉ちゃんと話していると、

「娘のプリKの卒業式でも泣いてる人がたくさんいたのよ。
私は、あの自分の子の成長に泣いてしまうってのが
わからないんだけど」

えぇ~~~っ!と驚いた私。

葉ちゃんの言葉を聞くまで、ニックママが泣いていた理由が
わからなかったのである。

なんて親だ私って。

「そうだったのだ。ニックママは、ニックの成長を喜んでいたのだ。
今の今までわからなかったよ」

たしかにニックといえば、スピーチセラピーなどへ通ったりして
ママがいつも本気で言葉の発達を心配していたことがあった。

私の場合、デニスの言葉の発達をドクターに言われた
スピーチセラピーを勧められた時にも、

「バイリンガルだから遅れて当然だし、
そのうちどっちも喋れるようになるから」なんてのんきだった。

子供の成長を喜ぶってったって、
子供は自から育って当たり前って思っている。

はやく一人前な大人にならないかな、
なんて先走りしているし。

うまくいけば、彼らが大人になった後も、
たいした母親業もやっていない
私の事を大事に思ってくれたりなんかして・・・。

デニスが万が一金持ちになってくれればポルシェ買ってもらおうって、
ほのかに期待していたり。
どこまでも、がめつい親なのだ。

ただし、卒業式にいただいた
「将来何になりたい?」って問いが書かれた厚紙。

デニスは、

Mailman(郵便配達人)

と答えていた。

こりゃポルシェどころか、
中古のカローラも買ってもらえそうにないや。


写真は他の子たちのプライバシー保護のためボカシてます。

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