抱腹絶倒!NY育児日記

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やりたくないことは辞めて新しい自分探し

2009-01-19 06:22:04 | ぜ~んぶ見せます!
レイの大学時代からの友人デーブが我が家へご宿泊。
レイの友人が来るってのは珍しいので、会話を楽しんでいる。

クリスマスはデーブも一緒に、レイの実家へディナー。

レイのダッドがどうやってアメリカで仕事を得て暮らしてここまできたのか
話していた。

ジャマイカに家族を残してダッドは、フロリダへ出稼ぎ。
ガスステーションで働いていた。やがてNYへ渡ってきて、やはり
ガスステーションとレンタカーの店の両方で働いていた。

数年後に家族も呼び寄せ、NY郊外のアパートに住んでいた。

ある雪の日、最終のバスを逃して、3マイル半の道を歩いて帰った。
「このままじゃー毎回バスを逃して歩く羽目になるって思った。だから
500ドルで中古車を買ったんだ。車は頭金200ドル払って買ったのだけど、

登録する金も保険料も払えそうにない」
それをうまく潜り抜けてきたのだという。

ある日、雪の中で自動車を運ぶトレーラーが立ち往生していた。
ダッドはそのトレーラーの移動を手伝うことになり、ドライバーと話をした。

何気ない会話の中で聞いたのがサラリーの話。
そのドライバーのサラリーは70年代半ばに時給7ドルちょっとだという。

ダッドは、
1ドル95セントの時給という話で勤めたガスステーションだったのに、
実際は1ドル25セントという最低賃金で働かされていた。

「次の日には、大型の免許を取りに行ったんだ。そして
就職先を探した。キャリアがなかったから、フロリダにいた時に
勤めていたことにした。

面接で、この会社はないようだけど?
ってフロリダの架空の会社について聞かれたんだ。

その会社がつぶれて職を失ったから
NYへ来たんだよって話したのさ。」
その日からトラックドライバーの職を得て、彼の現在がある。

何もないところからサバイブしていくためには、
行動力と知恵なのかもしれない。

少々の経歴は誤魔化してでも、真面目に働けば
問題はない。

さらにダッドの行動力の速さを知らされた話。

ある年に、
ダッドはナイアガラの滝近くに位置するバッファローに勤めていた。

「バッファローで5月の半ばに雪が降ったんだ。もうこの寒さには
耐えられないって思った。だから仕事をやめることにしたんだ。
タクシーを呼んでくれって誰かに頼んだけど、

周りの皆は即決している自分に冗談だろ?って笑っていた。
誰もタクシーを呼んでくれそうにない。だから自分で呼ぶことにした。

タクシー会社に電話しているときさえ、電話しているフリをしているんだって
周りは笑っていた。

だけど本当にタクシーがやってきて、それに飛び乗って
飛行場へ行った自分を見て、ようやく本当だったんだって理解してたみたいだ」
と豪快に笑うダッド。

文句ばかり言ってたら人生は後悔ばかりで終わってしまう気がする。
やりたくないことは、さっさとやめて新しく自分がやれることを探す。

ダッドのように行動力のある者こそが、悔いのない人生をおくることができる
のかもしれない。

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