抱腹絶倒!NY育児日記

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アメリカのサーカスは日本とスケールがちがう!

2006-04-17 18:47:42 | 楽しいことやってみよ

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 サーカスをデニスと二人、マジソンスクエアガーデンへ見に行った。
デニスに、一頭は出てくるであろう、サーカス仕様の象さんをイメージして
「デニス、サーカスには象さんも出てくるんだよぉ~」と、説明してたんだけど、
出てきたら、私のほうが、かぶりつき。

なんせ、8頭もの象さんが、ドカドカと行進してる。
しかもヒップホップまで踊ってた。サルまわしなら、日本でも見れるけど
象がステップしてるのを見てたら、象印のポットでお茶をわかしたくなった。

レイに帰ってから、「どこのサーカスだ?」って聞かれ、「名前はよく覚えてないけど、
うちと同じ、 なんたらかんたらベイリー(うちのラストネーム)」

「あぁ~リング・・・ベイリーね」と即座に答えた。(いまだに覚えられない)
「え?知ってるの」
「アメリカ人だもん!誰でも知ってるよ」
きっと日本でいえば、木下サーカスみたいなもんだね。

って、日本のサーカスを検索してたら、サーカス史によると
木下サーカスか矢野サーカスかって思ってたら、
すでに矢野サーカスは終わってしまってるとか。
まだ活動してるとばかり思ってて
知らなかった。日本の少子化で客が減ったのかな?

日本のサーカスとちがって、アメリカのサーカスってまさにブロードウェイの
ミュージカル仕立て。
バネッサウィリアムスばりの美人でグラマーな姉さんが、歌を歌いながら
サーカスが進行していくのだ。歌はメチャうまい

はじめに、この姉さんが「サーカスに参加したい子は、手をあげて!」って、言うから、
私とデニスは、もちろん挙手(子じゃなくて、私はババアだけどさ)。
会場には、手をあげてる人だらけ。

黄色いシャツと赤い帽子のチャイニーズの男の子が選ばれた。
まだ小学生っぽい。
マジで会場から出てきたのかと思ってたら、サクラ。
演技もうまけりゃー、和太鼓みたいなのも演奏するし、アクロバットも一番うまかった。
日本にいたら見れないモノの一つだね、アメリカのサーカス。

とにかく派手。パレードはディズニーなみ。
ダンサーやアクロバットのお姉さんたちは、
叶姉妹レベルのボイン(死語か)で、桃尻な姉さんたちばかり。

馬にのってアクロバットをやる兄さんたちは、映画ロード・オブ・ザ・リングに出てくる
剣士みたい。男前で、いい身体。
きっと会場にきていた子連れママたちも、昼メロで男前に抱かれてるシーンを見てる
みたいなセクシーな気分だったにちがいない。

動物たちは、毛並みもよくって、象さんなんてブロンクスズーの象より
楽しそうだし、お肌がプルプル。

アクロバットは白人の兄さんや姉さんが空中ブランコをするのかと思ってたら、
チャイニーズの兄さんらが、オレンジの衣装つけて、カンフーみたいなダンスをはじめた。
カッコいい。

チャイニーズ兄さんらは、シーソーをつかって、高く回転ジャンプしたりして、
やはりアクロバットは中国雑技団
チャイニーズが一番!ってかんじ。

アメリカのサーカスの派手さに、日本のサーカスの負けを認めかけて
いた私。

日本人魂が、ふつふつとわいてきて、
「日本のオートバイ集団には、かなわないぜ!と、人間より大きい地球儀みたいな
銀色の球の中で、バイクを走らせる兄さんたちのことを思い出していた。

これって日本で子供のころに、サーカスで一番エキサイトした出しモノ。

あんな狭いところでバイクを走らせるなんて、
この技術は、日本人にしかできないな、なんて勝手に勝ったつもりだった。

と会場に地球儀みたいな網がセットされ、
3人の兄さんらがバイクに乗って出てきた。バイクのショーも
やっぱりあるんだ。3人入ってブーンブーン。

日本とたいして変わらないかも。

すると、えっ?7人8人、どんどん人が入っていくじゃないか。

負けた。私が日本で見たサーカスでは、当時、二人のバイク兄さんが
交差するだけで子供心にハラハラドキドキ。
(現在では、アメリカと同じくらいの数、兄さんが入ってるようですが)

アメリカじゃー、もう子犬さえ入れそうにないスペースに
バイクがひしめいていて。

完敗!

アメリカに観光へきたなら
死ぬまでに、ぜったいアメリカのサーカスは見ておくべきだ。
ふたたびピュアーな気持ちになれる、子供時代にもどることができる。

人生がリセットされたみたいに、私もサラサラな血になった気が
する。

ところで、

最後まで気になったのは、象さんの餌代と、大人数なサーカス団員のギャラ。
そして、マットなどを運んでる兄さんたちは、団員なのか
バイトなのかってところ。
日系のフリーペーパーDaily Sunさんからチケットをいただいて、
タダで見てたわりには、私って、運営費やギャラのことばかり気にしてたんだな。

っつーよりも、日本のサーカスみたいに潰れてほしくない。
ちなみに、私のような一番安いフリー席はラテン系とブラックばかり。
ステージそばの、かぶりつき席は、白人の子がたくさんいた。
チケットの値段で、人種が分かれてしまう(つまり貧富の差)
ってところが、つらかったぜ。

マジソンスクエアガーデンも、客席がいっぱいになって、チケットが取れなくなる
からと、猛ダッシュでデニスをつれて行ったんだけど、席は半分以上スカスカだった。
皆さんも、サーカスがなくならないよう、ぜひサーカスを見に行きましょう!
サーカスは、子供たちの夢、そして大人も夢見ることができますぜ。

アメリカサーカスの歴史もこちら
リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスっていうらしいです。
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