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二日つづけて雨。
二日もつづけて野生のサルみたいな3人のガキと
せまい部屋ですごしてる。って、サルのがまだましだね。
ウンチとかも自分で処理するし、餌はキレイに食べれるし。
エリカをお昼寝させてるうちに、自分までうとうとしていた。
サルよりひどいガキの面倒みてるあいまに、
ちょっとの休息ぐらいとっても、誰にもとがめられまい。
デニスとアヤは、いつものようにバスルームの洗面台で遊んでいる。
水遊びくらいさせとかないと、家の中って、ほかにすることないもんね。
午前中は、デニスが洗面台にトイレットペーパーの芯をつまらせた。
すぐに取り出したから、水が流れるようになった。
パチャパチャと水の音も心地よい。夕方からは、ちょっとだけ西日が
部屋にさしてきて、あたたか~~~い、一番うるさいエリカが
夢の中だし、ここは天国?
起きなきゃー、起きなきゃー、そろそろデニスとアヤをチェックしに
行かなきゃー・・・。と、思いながらも、うつらうつら。
アヤが、びしょぬれになって、「アップルジュース」と言いながら
やってきた。
ぬれてるのはいいけど、
あれ?なんだか白い塊が、髪や洋服にまばらに付着してるぞ。
ようやく重い体をひきずりながら、バスルームへ行った。
洗面台は、白くにごった水で満たされ、
ついでに床もビショビショ。
どうやら新しくおろしたばかりのトイレットペーパーを丸ごと
デニスが洗面台に溶かし込んだらしい。
「デニィ~~~ス、朝にダメだって言ったでしょ、こんなことしたら」
エリカも私の叱る声におどろいて、大声でなきわめいて起きてきた。
エリカが泣くと、アヤもつられて泣く。デニスにビショビショになってる
床をふかせる。
「ほら、しぼってあげるから」
タオルをしぼって、何度もふかせる。
その間も、エリカとアヤは、地獄に落ちる寸前ぐらいに泣きわめく。
しかも、電話のベル。どうせレイからだ。
じゃかぁ~~~しぃ~~~やい!育児のことが心配なのはわかるけど、
てめぇ~の電話とってる時間もなく大変なときがあるんじゃ。
ワシが泣きわめいてたら、帰ってきてくれるんかい。
それより、下のフロアへ、水が浸透してなければよいが・・・。
結局、洗面台の水はつまったまま。
レイがパイプスルーみたいなのを使ってみてるけど、
真っ黒なよごれが浮きでてきてるだけだ。
この始末は、やっぱりワシがつけるのか?
それよかパイプスルーで紙は溶けないと思うんだけどさ。
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