抱腹絶倒!NY育児日記

ご存知ハーレム日記の弘恵ベイリー、NY郊外で育児とライター業に大奮闘!NY関連の執筆、調査依頼いつでも可能です。

代理母と子供の選択

2006-05-01 05:02:59 | ぜ~んぶ見せます!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

「あなたの子宮を貸してください」の著者平井美帆さんから、
ALL ABOUTの記事にするための著者インタビューのため
書籍を送っていただいた。この場を使って、ありがとうございます!

美帆さんがインタビューした方たちとの、状況や心理を細かな描写で書かれていて、
まるで彼女がインタビューしてる場面が目の前にうかんでくるようだ。
もちろん内容も濃くて、興味深い。

むさぼるように読んでいる。子供のじゃまがなければ、きっとすぐに読み終えてる
んだけど・・・。まだ途中。

でも感想を、書かずにはおれないので、書いておこう。

不妊治療をした私だったから、基本的には代理母出産ってことに賛成。
もちろんアダプション(里親制度)も、よいことだと思っている。

アダプションについては、
偶然、先週に日本語放送で、「生きててもいい・・・?~ひまわりの咲く家」で里親制度
に関する、実話をもとにしたドラマを見て考えさせられた。

里親に対して、常に自分らしさを失っていると感じていた里子が、

反抗期には出て行ってしまうんだけど、結果的には
親に感謝していた。
反抗期だったから、親の気持ちをわかってなかったわけだ。

「本当にそこの子になりたい」って言ってた時期があったという真実を
反抗期には、忘れてしまってたらしい。

それって、血のつながりがあったとしても、普通に起こりうる現象だ。
島田紳助がグレていたことがあって「親は子供が20歳になるまで、どんなに
グレていたとしても、子供を見捨てないでください」って、言ってた。

つまり、人間が
グレる時期は、一時的なものだ。私もデニスで、すでにTerrible twosにて経験した。
ギャーギャーいって、暴力的なサルみたいな奴だった時期もあったけど、
今は、アヤの手を引いて誘導したり、ドアを押さえて待っててくれるジェントルマン。

まだまだこれから反抗期ってのは、やってくるんだろうけどさ。

さて、本題はというと、

日本では代理母って、平井さんの本に書かれてるように、
世間では認められてるわけじゃない雰囲気があるようだけど。

それが普通になれば、代理母にて自分の子供を授かる人がどんどん増え、
里親になる人が減るのかなぁ~って単純に思った。

代理母にて自分の子供を授かるってことには、ものすごくお金がかかる。
ついでに、精子は夫のもので、卵子はドナーに提供してもらって
母親にとっては、自分の遺伝子じゃなかったりするケースもある。

対して、
里親になる人っていうのにも、それなりに経済的にしっかりした人じゃ
ないと、アメリカでさえ認められないらしいし。

どちらの立場にしても、子供を求める人たちって、
お金がないと不可能。

里親ならば、里子って遺伝子は両親ともついでないから、
そもそも、人の子をもらうくらいなら、子供はいらないって思ってた
人たちばかりが、代理母にて子供を授かっているのだろうか?

そうでなければ、里親の数は減るはずだよね。

なんだか、話がまとまってないが、
結論として、私が言いたいのは、

今日見たドラマで得た結論。
(またドラマかよって?ドラマは現代日本を反映してる部分もあったり)

翼の折れた天使第4夜「スロット」。施設に預けられてしまう子供を
自分も施設にいた経験のある女性が、ひょんなことから預かるんだけど。

結局、子供は施設に入れられる。それでも子供と外出できる大人の許可は
きちんとした職についてる人ってことで、たまには
自分が面倒みたくて、きちんとした職につくって女性の実話。

泣いたなぁ~。このドラマでYoshiって作家、はじめて知りましたが・・・。
目が腫れてしまって、アレルギーなのか、泣いたせいなのか
わからんよもう。

で前置き長くなってるけど、

私の意見としては、
子供と母親って、フィーリング。
フィーリングカップル5対5みたいなもの。

フィーリングさえあえば、血なんてつながってなくても、
親子になれるってことだ。

実の子でも、捨てちゃう母親ってのは、
きっと子供とフィーリングが合わないのだろう。

それも仕方ないことだと思う。
母親に責任はない。

自分の子とフィーリングが合わない人は、たくさんいるはずだ。

私は、今のところ、3人ともカワイイと思えるし、三人三様
生まれつきのそれぞれのキャラクターを気に入っている。
母としてはラッキーなのかもしれない。

ついでに、双子を出産してわかったけど、胎教はあまり関係ないと思う。
同じ胎内で育ってるはずだけど、エリカとアヤって、まったくキャラちがうし。

そりゃー、妊婦が、
ものすごい精神的にストレスばかりだったりすると、胎児に影響するのかも
しれないけど。

だから、代理母ってノーマルな人だったら、誰でもかまわないかも。

私事だが、

うちは子供たちって、母の私に、ものすごくなついてるし、好きみたいだ。
これが、母って、アル中だし、いやだわ!って潔癖なタイプに成長したりしたら、
ヤバイんだけどさ。

当たり前って思うかもしれないけど、血がつながってても、
母を嫌いな子がたまにいる。母が子をきらいなこともある。
親殺し、子殺しをしてしまうってのはそういうことだろう。

人間同士のフィーリングってのは、親子だからって倫理にまかせて
無理にあわせる必要もないし、あまり無理しないほうがよい。
無理して、仮面親子やってるから、殺し合いになっちゃうわけで。

だから、アダプションでも、代理母でも、子供とフィーリングがあうかどうかに
自分が母親として満足できるできないが、関わってくるかもしれない。

日本は、
少子化が進む先進諸国の一国になった。

代理母、アダプション、
どんな形であっても、子供を求めてる人は、家族や世間そして
周囲のプレッシャーに負けず、がんばってほしい。

ヒット数だけが、私の楽しみ。クリックよろしくお願いします。
NYフリーペーパーDaily Sunに隔週土曜日、私のコラムを執筆中です。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■