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アルの鉄道模型工廠

鉄道模型のキット製作や加工、レイアウト製作などやってます。
鉄道以外も出たりします。

房総113系23両一気組み・5

2012-08-11 01:31:28 | 完成品加工
アルです。

若干時間が開きましたが113の続きです。

今回はまず前回やり忘れた1500番台の加工です。

S224編成の111-1502にはトイレ点検蓋がついているのでそれを再現。



手持ちのテンプレートを使ってケガキ針で蓋を掘ります。

若干大きいですが蓋がついていることに意義があります。



0.3mmドリルでボルトも再現♪


続いてオール2000番台の117編成のクハです。

まずはクハ111-2056から



ベースはTOMIXの113-2000番台阪和線色と115-1000番台未塗装ボディーのクハ115-1000。

阪和線色は片側のクハがトイレ無しなので車体構造がよく似ているトイレ付きのクハ115をクハ111化して使用。

117編成は両方トイレ付きなのです。



まずは115のシャッタータイフォンを撤去し中心にポンチを打ちました。



そして開口。



ここにボナファイデのスリットタイフォンパーツを取り付けでクハ111化完了です。

次に相方のクハ111-2152の加工です。

この車両にはトイレ付きですがトイレ点検蓋がないので埋めます。



瞬着でモールドを埋めた後に削って完了。

お次は各クハにジャンパ栓をつけます。

総武快速系統及び房総ローカルの113系はKE70とKE76を千葉駅を基準とした場合に銚子、安房鴨川方面に装備しているのですが、これが年代や車種によって様々な付け方をされています。

パターンとしては大きく分けてKE70×1、KE76×2の3つ装備とKE70×1だけの2つに分けられますが、更に細かく分けると・・・

〈1〉KE70×1、KE76×2、台座一体型
〈2〉KE70×1、KE76×2、台座セパレート
〈3〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座も撤去
〈4〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座残存一体型
〈5〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座残存セパレート

知ってるだけでもこれだけのバリエーションが。

更にKE76のホース有り無しを含めるともっと増えます。

幸いこれらのほとんどがトレジャータウンのジャンパ栓を使うことによって再現できます。

というわけで各クハにジャンパ栓を付けていきます。



117編成のクハ111-2152にはKE70×1



104編成のクハ111-1505にはKE70×1、KE76×2、台座セパレート



S224編成のクハ111-1504にはKE70×1、KE76撤去、KE76台座残存セパレート

そう台座残存なので台座を作ります。

0.3mmプラ板を四角く切ったものを貼り付けて台座を再現です。



こんな感じになりました。

268編成のクハ111-1057にはKE70×1、KE76×2台座一体型

写真撮り忘れです・・・



こんなかんじで完了です。

実はどうやら104編成と268編成は1999年ごろだとKE76のホースはついてないらしい・・・

というもの元々KE76は非冷房編成との接続に使用するものらしくとっくに非冷房編成が全滅していた99年にはホースをつけていないと考えるのが普通です。

まあフルホース装備の方がかっこいいのでこのままで行きますとも・・・

次回に続きます。

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房総113系23両一気組み・4

2012-08-07 01:35:33 | 完成品加工
アルです。

今回も113系の続きです。

今回はS224編成のクハを加工します。



使うのは1500番台のクハ。

作成するのはクハ111-1504とクハ111-1602です。

TOMIX製品のクハは1505以降と1605以降を再現しているので微妙に差異があります。

1600番台はそのままでいいのですが、1500番代の方は1504までがトイレ無し、1505と1506がトイレ付きで落成しているので今回作成する1504はトイレ無しです。



製品の方は1500と1600で金型を共用しているのでどっちもトイレが付き。

というわけでこれをトイレ無しの車端部と切継いでトイレ無しの1500番台を作ります。

まずは切断する場所を決めます。



おおまかな位置にマスキングテープを貼っておきました。

ちなみに一番モールドの影響が無さそうな部分を選定しています。

ちなみに車端部の供給元は115-1000の未塗装ボディーセット4両のうちのクモハ115-1000です。

そして切断!



1~3mm程度余裕をもたせた位置にガイドのマスキングテープを貼っているのでバッサリ行きます。

115の方もこんなかんじにおもいっきり。



このあと切断面をサンドペーパーで仕上げてからとりあえずあわせてみます。

使うのは1500番台の前半分と115系の後ろ半分。

ちょうどいいので窓ガラスをガイドしつつ位置調整と断面を処理していった結果こうなりました。



反対側。



どう見ても片側削りすぎです。

しょうがないので接着段階で隙間を埋めることにします。

位置決めもできたので接着しますが、そのままつけると圧倒的に強度が不足するので一緒に屋根も接着、及び裾の部分にプラ板の小片を接着です。



これをひたすらツライチになるまで削り作業です。



するとこんなかんじに。

触った感じはほぼツライチ。

なんか雨樋の付近が段差みたいに見えますが、写真写りの問題みたいです。

塗装前段階でサーフェイサーを吹いて隙間が合った場合に更に表面処理を行うので切継作業はこの辺で終了です。

次回に続きます。


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房総113系23両一気組み・3

2012-08-05 03:09:38 | 完成品加工
アルです。

今回も113系の続きです。

今回作っている113は大きく分けて2つの時代時代設定で作っています。

まずは房総ローカル転用後の2006年以降のマリ117編成及びS224編成、特にマリ117は湘南色に塗装変更後の姿を作ります。

次にマリ104編成及びマリ268編成は総武快速時代末期の1999年以前の姿で作ります。

主に1500番台が主体になりますが延命工事前と後で若干ですが形態が異なるのでそのへんも再現していきます。

また1500番台と2000番台で金型を共用している関係上省略されているディテールも追加したり地味に色々とやることの多い車種。

今回はクハを加工していきます。

まずはマリ268編成のクハ111-1057とクハ111-1374を作っていきます。

このマリ268編成ですがどうやら幕張電車区生え抜き編成らしく房総ローカル転用後にも同じ編成でマリ211編成と改名し2011年10月までずっと幕張にいたらしい。

顔面強化車であること以外は特に特徴もない普通の1000'番台編成です。



手すり穴が開いている状態から更にステップを撤去しました。

ここに顔面強化車の特徴の一つであるアンチクライマーを取り付けます。

そのためトレジャータウンのTTP215 165/キハ58/40系手すりセットに付属するアンチクライマーパーツとジグを使います。

まずはジグを使って0.3mmの穴を開けます。



この時ジグの上部がタイフォンに当たるので若干ヤスリでジグを削って干渉を防ぎます、そうしないと車体に開く穴が変な位置に開いてしまいます。



そしてこの様にアンチクライマーパーツを一枚一枚付けていきます。

ほんとに板が一枚一枚分離しているので凄くリアルです、手間はかかりますが・・・



ジャンパー栓の付かないクハ111-1374はこんなかんじです。

4枚板のアンチクライマーが両側に付きます。

続いてクハ111-1057です。

こちらはジャンパー栓が装備されるので左側4枚、右側2枚です。



2枚の方にはジャンパー線を取り付けるため0.8mmで穴を開けておきました。

これにジャンパー栓を装着します。

使うのはトレジャータウンのTTP107L113-1000系ジャンパー栓ホースありです。

房総の113系は番台によってジャンパー栓の取り付け方が違うのでこのへんも気をつけます。

KE70×1とKE76×2が付いていますがKE76が完全に撤去されていたり台座だけ残っていたり撤去されてなかったり更に台座が一体型とセパレートタイプとかなり細かく分かれるので

よく下調べしないと実車と違っていたなんてことがよく起きそうです。

ちなみにクハ111-1057は台座が一体型でKE70×1とKE76×2が残存、つまりフル装備です。

今回はすべてホース付きを取り付けたのですがどうやら1999年頃はKE76のホースは外してた可能性が濃厚です。

まあ確かにKE76は非冷房車用の引通なので99年に非冷房車なんて居ないだろうから外してると考えるのが普通ですよね~

唯一見つけた写真にもついてなかったし

総武快速時代って書いてあったからオールホース付きを付けてしまいました・・・

まあ3本付いていたほうがゴツくていいのでこのまま行きます。

そして付けた後の写真は撮り忘れるという・・・

次行こう次

アンチクライマー取り付けの際に若干接着剤を多めにつけてしまったので板と板の間を掘ってリカバリーしてみます。

使うのはクレオスのラインチゼルという工具です。

普通はガンプラやスケールモデルのスジボリに使うPカッターのすごいやつみたいな工具なのですが、これでアンチクライマーの板の間に流れ込んだ瞬着を削ってみます。

0.1幅の刃があるのでアンチクライマーの間の狭い隙間を削る事ができるのです。



やり過ぎるとどんどん深く掘ってしまうので注意が要りますけどね。


今回はこの辺で。

次回は他のクハを加工します。



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房総113系23両一気組み・2

2012-08-03 01:00:16 | 完成品加工
アルです。

なんか最近キットや加工待ち完成品がどんどん増えていきます・・

まあブログネタには困りませんがいい加減タワーが形成されつつあります。

さて房総113の続きです。

前回開けた手すり穴に今回は手すり本体を植えていきます。

使いのはTAVASAのPN024屋上用手すりセットとトレジャータウンのTTP215 165/キハ58/40系手すりセットに付属するヒゲ付き手すりです。



穴を開けた大量の屋根に手すりをこの様に植えて行きます。



これはモハ112の屋根。



こっちはクハ111の屋根です。

これ以外にもモハ113とサハ111の屋根にも手すりを植えていきます。

サロの屋根はありませんボディ一体だからです。ちなみに手すりもないみたいです。



これをひたすら21両分植えて行きました。

相変わらずこれだけで丸二日かかります・・・

ちなみにTAVASA製手すりとトレジャー製手すりが混じってるのは単純にTAVASAのが足りなくなったからです。

さて次回はようやく車体の加工に入れます。

まずはクハから施工していきたいと思います。




続きます。


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房総113系23両一気組み・1

2012-08-01 01:29:51 | 完成品加工
アルです。

ようやく模型製作に入ろうと思います。

今回は数年前まで房総地域で活躍していた113系を23両一気組みします。

作成するのは・・・

房総ローカル転用後、2006年頃のマリ117編成、同じくS224編成。

それと総武快速線時代、1999年頃のマリ104編成、同じくマリ268編成。

合計4編成23両を同時に制作します。

今までは20両同時作成が最高記録でしたが今回は更に3両増えての23両同時作成。

23両といってもモハが多い分前回のキハ40よりは楽なはずです、多分。

初めは両国のさよならイベントの帰りに偶然安く手に入れたTOMIXの113系1500番台Bセットを適当な4連に仕立てあげようと思っていたのですがそもそも1500番台の4連は存在しなかったことを知り、

どうにかして編成にしようと思い、2000番台阪和線色6連を買い足し、Aセットからサハとサロを抜いた4連を買い足し、更にWIN製113系0番台を偶然入手し、しまいにはさらにAセットを買い足し、

素材として115系4連ボディのみとトレジャータウン製1000番台モハユニットコンバージョンキット、WIN製113系1000'番台クハ2両を買い足した結果→どうしてこうなった・・・

というわけで4連3本と11連1本を仕立てあげる事になりました。

既にIPAで塗装を落として前面に手すり穴を開けているので途中からのスタートです。



クハ車8両。

この時点で前回のキハ40半分くらいのボリュームが・・・

ちなみに白いのが2000番台とクモハ115、黒いのが1500番台、グレーが1000'番台です。

なぜ115が紛れ込んでいるのかというと・・・まあそれは加工の段階で。



手すり穴は開けてあります。

モハユニットとサハサロと組み合わせるとタワーが形成できます。



総勢23両、これ以外に使わない1500番台クハ×2とクハ115、0番台クハ×2があります。

そのうちどうにかしましょう。

まずは目の前の23両です。

今回は屋根の手すり穴を開けます。



サロを除いた21両分・・・

驚異的な量です。



ひたすら穴を開けていきます。

ついでにこの時点で0.3mmドリル刃のストックがなくピンバイスについてる分だけでこの作業を続けるはめに・・・



ラストスパートです。



21両分の手すり穴を開け終わりました。

これだけでかなりの時間を使ってしまったので今回はこの辺で~

次回に続きます。


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