アルの鉄道模型工廠

鉄道模型のキット製作や加工、レイアウト製作などやってます。
鉄道以外も出たりします。

CASCOの16両用ケースをレビューしてみる。

2012-08-21 01:11:46 | 日記
アルです今年もJAMが終了し一段落です。

模型の製作を再開しようにも作るものが多すぎてどれにしようか選べずにいます。

とりあえず今回はJAM会場で買ったCASCOの新製品の試作品?21M級車両が16両入るケースをレビューしてみたいと思います。



ものとしてはこちら。

いつもの見慣れたケースよりでかいです。



重ねてみるとこんな感じ。

縦の寸法はほぼ同じですが横方向にサイズアップしています。

というわけで実測してみましょうw



まずは従来品の横寸法から・・・

約215mm



16両用の方は約281mm

おおよそで66mm大きくなってます。

続いて縦寸法・・・



まず従来型約301mm



16両用の方も同じく301mmでした。

ウレタンのカット自体は12両用と共通なので前回入れようとした731とかは入らないことになります。



続いて中身です。



10両用のCASCOウレタンや硬質タイプのウレタンとはまた違うウレタンです。



というか12両用の標準のウレタンでした。



ウレタンをめくってみても12両用と同じ材質の下敷きが入ってるみたいです。



中間の要らない部分を取っ払って枠にしてみました。

とりあえず近場にあった青大将を16両入れてみます。



基本的な構造自体は12両用と共通なのですんなり入りました。

ちなみにいつも使っているリュックにケースを入れてみたところ・・・

ギリギリでした。

しかし普通に輸送することは可能なサイズです。

本棚等への収納性ですが家のニトリの本棚だと10mmほどはみ出してしまいます。

ちなみに従来型だと約50mm引っ込みます。

以上で簡単なレビューでした。

久しぶりに芳醇なウレタン匂を嗅ぐことがデキましたw

しかしいつも処理に困るのがウレタンを枠をとった後の中身、普段は金属線やテープで連結して塗装時にパーツを貼り付けるのに使ってますが、ウレタンを買うごとに10数個単位で増殖していくので困り者です。

でも捨てるのもなんかもったいないんだよな~

何か良いアイディアとかはあったりするんでしょうか?


とりあえずこのあたりで次回、恐らく113の消化試合に続きます。


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JAM三日間終了

2012-08-20 01:24:25 | 日記
どうもアルです。

しばらく更新が途絶えていましたが金曜日からやっていたJAMに参加するため全力で113を作っていました・・・

結果はというと・・・

間に合いますた



湘南色の117編成



11連の104編成も間に合いました。





4連の方もこんな感じに仕上げ意外と好評です。



キハ40の方は若干気づいたか人がいたくらいでほとんどスルーされるという・・・









TOMIXのブースに新製品として置いてあるやつと同型なのに・・・

それ以外はこんな車両を導入したり





青大将です。



ほかのブースだとこんな小樽築港とかも出ていました。



ただの八トタやんw



それ以外は自分たちのブースでミニ機関区モジュールを占領したり





リニューアルした東中野モジュールの撮影とかもやってました。



そしてネタでやってみたC62牽引北斗星w



そして目の前にずっとあったのにキハ40をおいておくという事に終了間際まで気づかなかった雪モジュール





線路に乗っていないのにそれっぽく見えるので不思議です。w



ついでにKitacaもw



そして撤収~

最後は業平橋タワー・・・ではなくスカイツリーのふもとで反省会をやって解散しましたとさ。




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房総113系23両一気組み・5

2012-08-11 01:31:28 | 完成品加工
アルです。

若干時間が開きましたが113の続きです。

今回はまず前回やり忘れた1500番台の加工です。

S224編成の111-1502にはトイレ点検蓋がついているのでそれを再現。



手持ちのテンプレートを使ってケガキ針で蓋を掘ります。

若干大きいですが蓋がついていることに意義があります。



0.3mmドリルでボルトも再現♪


続いてオール2000番台の117編成のクハです。

まずはクハ111-2056から



ベースはTOMIXの113-2000番台阪和線色と115-1000番台未塗装ボディーのクハ115-1000。

阪和線色は片側のクハがトイレ無しなので車体構造がよく似ているトイレ付きのクハ115をクハ111化して使用。

117編成は両方トイレ付きなのです。



まずは115のシャッタータイフォンを撤去し中心にポンチを打ちました。



そして開口。



ここにボナファイデのスリットタイフォンパーツを取り付けでクハ111化完了です。

次に相方のクハ111-2152の加工です。

この車両にはトイレ付きですがトイレ点検蓋がないので埋めます。



瞬着でモールドを埋めた後に削って完了。

お次は各クハにジャンパ栓をつけます。

総武快速系統及び房総ローカルの113系はKE70とKE76を千葉駅を基準とした場合に銚子、安房鴨川方面に装備しているのですが、これが年代や車種によって様々な付け方をされています。

パターンとしては大きく分けてKE70×1、KE76×2の3つ装備とKE70×1だけの2つに分けられますが、更に細かく分けると・・・

〈1〉KE70×1、KE76×2、台座一体型
〈2〉KE70×1、KE76×2、台座セパレート
〈3〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座も撤去
〈4〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座残存一体型
〈5〉KE70×1、KE76撤去、KE76台座残存セパレート

知ってるだけでもこれだけのバリエーションが。

更にKE76のホース有り無しを含めるともっと増えます。

幸いこれらのほとんどがトレジャータウンのジャンパ栓を使うことによって再現できます。

というわけで各クハにジャンパ栓を付けていきます。



117編成のクハ111-2152にはKE70×1



104編成のクハ111-1505にはKE70×1、KE76×2、台座セパレート



S224編成のクハ111-1504にはKE70×1、KE76撤去、KE76台座残存セパレート

そう台座残存なので台座を作ります。

0.3mmプラ板を四角く切ったものを貼り付けて台座を再現です。



こんな感じになりました。

268編成のクハ111-1057にはKE70×1、KE76×2台座一体型

写真撮り忘れです・・・



こんなかんじで完了です。

実はどうやら104編成と268編成は1999年ごろだとKE76のホースはついてないらしい・・・

というもの元々KE76は非冷房編成との接続に使用するものらしくとっくに非冷房編成が全滅していた99年にはホースをつけていないと考えるのが普通です。

まあフルホース装備の方がかっこいいのでこのままで行きますとも・・・

次回に続きます。

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房総113系23両一気組み・4

2012-08-07 01:35:33 | 完成品加工
アルです。

今回も113系の続きです。

今回はS224編成のクハを加工します。



使うのは1500番台のクハ。

作成するのはクハ111-1504とクハ111-1602です。

TOMIX製品のクハは1505以降と1605以降を再現しているので微妙に差異があります。

1600番台はそのままでいいのですが、1500番代の方は1504までがトイレ無し、1505と1506がトイレ付きで落成しているので今回作成する1504はトイレ無しです。



製品の方は1500と1600で金型を共用しているのでどっちもトイレが付き。

というわけでこれをトイレ無しの車端部と切継いでトイレ無しの1500番台を作ります。

まずは切断する場所を決めます。



おおまかな位置にマスキングテープを貼っておきました。

ちなみに一番モールドの影響が無さそうな部分を選定しています。

ちなみに車端部の供給元は115-1000の未塗装ボディーセット4両のうちのクモハ115-1000です。

そして切断!



1~3mm程度余裕をもたせた位置にガイドのマスキングテープを貼っているのでバッサリ行きます。

115の方もこんなかんじにおもいっきり。



このあと切断面をサンドペーパーで仕上げてからとりあえずあわせてみます。

使うのは1500番台の前半分と115系の後ろ半分。

ちょうどいいので窓ガラスをガイドしつつ位置調整と断面を処理していった結果こうなりました。



反対側。



どう見ても片側削りすぎです。

しょうがないので接着段階で隙間を埋めることにします。

位置決めもできたので接着しますが、そのままつけると圧倒的に強度が不足するので一緒に屋根も接着、及び裾の部分にプラ板の小片を接着です。



これをひたすらツライチになるまで削り作業です。



するとこんなかんじに。

触った感じはほぼツライチ。

なんか雨樋の付近が段差みたいに見えますが、写真写りの問題みたいです。

塗装前段階でサーフェイサーを吹いて隙間が合った場合に更に表面処理を行うので切継作業はこの辺で終了です。

次回に続きます。


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房総113系23両一気組み・3

2012-08-05 03:09:38 | 完成品加工
アルです。

今回も113系の続きです。

今回作っている113は大きく分けて2つの時代時代設定で作っています。

まずは房総ローカル転用後の2006年以降のマリ117編成及びS224編成、特にマリ117は湘南色に塗装変更後の姿を作ります。

次にマリ104編成及びマリ268編成は総武快速時代末期の1999年以前の姿で作ります。

主に1500番台が主体になりますが延命工事前と後で若干ですが形態が異なるのでそのへんも再現していきます。

また1500番台と2000番台で金型を共用している関係上省略されているディテールも追加したり地味に色々とやることの多い車種。

今回はクハを加工していきます。

まずはマリ268編成のクハ111-1057とクハ111-1374を作っていきます。

このマリ268編成ですがどうやら幕張電車区生え抜き編成らしく房総ローカル転用後にも同じ編成でマリ211編成と改名し2011年10月までずっと幕張にいたらしい。

顔面強化車であること以外は特に特徴もない普通の1000'番台編成です。



手すり穴が開いている状態から更にステップを撤去しました。

ここに顔面強化車の特徴の一つであるアンチクライマーを取り付けます。

そのためトレジャータウンのTTP215 165/キハ58/40系手すりセットに付属するアンチクライマーパーツとジグを使います。

まずはジグを使って0.3mmの穴を開けます。



この時ジグの上部がタイフォンに当たるので若干ヤスリでジグを削って干渉を防ぎます、そうしないと車体に開く穴が変な位置に開いてしまいます。



そしてこの様にアンチクライマーパーツを一枚一枚付けていきます。

ほんとに板が一枚一枚分離しているので凄くリアルです、手間はかかりますが・・・



ジャンパー栓の付かないクハ111-1374はこんなかんじです。

4枚板のアンチクライマーが両側に付きます。

続いてクハ111-1057です。

こちらはジャンパー栓が装備されるので左側4枚、右側2枚です。



2枚の方にはジャンパー線を取り付けるため0.8mmで穴を開けておきました。

これにジャンパー栓を装着します。

使うのはトレジャータウンのTTP107L113-1000系ジャンパー栓ホースありです。

房総の113系は番台によってジャンパー栓の取り付け方が違うのでこのへんも気をつけます。

KE70×1とKE76×2が付いていますがKE76が完全に撤去されていたり台座だけ残っていたり撤去されてなかったり更に台座が一体型とセパレートタイプとかなり細かく分かれるので

よく下調べしないと実車と違っていたなんてことがよく起きそうです。

ちなみにクハ111-1057は台座が一体型でKE70×1とKE76×2が残存、つまりフル装備です。

今回はすべてホース付きを取り付けたのですがどうやら1999年頃はKE76のホースは外してた可能性が濃厚です。

まあ確かにKE76は非冷房車用の引通なので99年に非冷房車なんて居ないだろうから外してると考えるのが普通ですよね~

唯一見つけた写真にもついてなかったし

総武快速時代って書いてあったからオールホース付きを付けてしまいました・・・

まあ3本付いていたほうがゴツくていいのでこのまま行きます。

そして付けた後の写真は撮り忘れるという・・・

次行こう次

アンチクライマー取り付けの際に若干接着剤を多めにつけてしまったので板と板の間を掘ってリカバリーしてみます。

使うのはクレオスのラインチゼルという工具です。

普通はガンプラやスケールモデルのスジボリに使うPカッターのすごいやつみたいな工具なのですが、これでアンチクライマーの板の間に流れ込んだ瞬着を削ってみます。

0.1幅の刃があるのでアンチクライマーの間の狭い隙間を削る事ができるのです。



やり過ぎるとどんどん深く掘ってしまうので注意が要りますけどね。


今回はこの辺で。

次回は他のクハを加工します。



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