本日も山の奥に来ております。
こちら、瓦と銅板屋根のコンビで仕上がっておりますが・・・
銅板部分に穴が開いております。
瓦の谷の部分に雨水が流れてくると、勢いのよいその部分だけが穿たれて穴があきます。
原因としてはそれだけでなく、瓦に含有されている灰汁が銅の劣化を促進するとも言われています。
同様の理由で銅でできた雨樋もボロボロですので交換いたします。
新規で施工している銅板はピッカピカの銅板です。
元々は周りの部分も同様にピッカピカだったわけですが、酸を含んだ雨にあたっていくことで、独特の緑青を吹いてきます。
神社仏閣の落ちついたエメラルドグリーンの屋根もはじめはこんな感じなんですよ♪
はい完成。
早いとこ馴染んでほしい(笑)
一般的には時間がたつほど劣化が気になるのが外装材ですが、銅板は葺きあげてから馴染むまでの変化が楽しめる貴重な建築素材です。
ただし、成分が流れ出した雨水は人体には有害と聞いた事がありますので、御注意を。
梅雨空も楽しめそうなロビーだな~
こちらにはもう暫くお邪魔いたします。
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