茅ヶ崎の新築物件は今日土台敷き。
なんか写真ばっかり撮ってると思われるかもしれませんが、私もちゃんと作業しております。
また暑さも戻り、1日で日焼けしましたよ
上棟を間近に控え御客様も緊張気味。
勿論根底には喜びがあることとは思いますが、この緊張感が何とも言えないのだ。
今回の現場で使用する土台、柱は「北限の檜 檜響(ひびき)」を使用します。
通常より10~20年ほど長く生育させてから伐採したヒノキで、通常の乾燥材と比べ若干含水率が高いのが特徴。
人間の肌と同じように考えていただけると分かりやすいかと思いますが、水分量を減らすことでスリムになる半面ひび割れが起きやすくなります。
また急激な加湿により水分の吸収が過剰となることもあります。
事実、乾燥材を長い時間水にぬらすと膨れます。
適度に潤いを保ちつつ、痩せや割れの変化に強いのがひびきの長所です。
ちなみに一般的な檜を長時間放置したサンプルがこちら。
経年変化で割れがくるというのは自然なことなので、特に見比べて劣ることを言いたい訳ではありませんので誤解のないように。
こういった割れに対して先人たちは「背割れ」という溝をあらかじめ設けておくことで、割れをその部分に集中させ目に見える部分に割れが来ないよう備えました。
同じように檜を使うのであれば、どの面にも割れが出にくければ尚イイですすよね。
ひびきの産地は東北です。
今年東北で起こった大災害を忘れない為、また東北地方の経済活性化の為、材木屋さんの協力を経て起用に踏み切りました。
檜響を通じて、御施主様をはじめ被災地の方々、その他いろいろな方々の心に響きますように。