長州に棲む日日

[PC推奨]直参と萩藩士の子孫で長州在、でも幕府海軍・箱館海軍松岡磐吉大好き。
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アレシューサ、どんだけ美形なの?

2012年02月27日 | ★その他歴史がらみ
かなりどうでもいいっつーか、全編余談な記事ですが   _ノ乙(、ン、)_


帆船小説といえば「ホーンブロワー」と「ボライソー」が2大メジャーです。
いずれも、ナポレオン戦争あたりなので、船は機関のない純・風帆船です。


私がいっちゃん _|\○_ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!! なのは「蒸気帆船」なわけですが、蒸気帆船は活躍した期間が短いし、その時代にナポレオン戦争のような大きな戦争もなかったので、蒸気帆船ものの小説はナイ・・・

と思ったら、あるんだなこれが。

「海の英雄 ハザードシリーズ」 / V.A.スチュアート(なんと女流作家)

日本じゃ売れなかったのかなんなのか、8冊中5冊しか邦訳が出てないんですが、舞台はクリミア戦争(確かに地味かも…)。
クリミア戦争は1853年~1856年、日本では嘉永から安政にかけての頃です。
そう、蒸気帆船である「黒船」にショックを受けて、ちょうど長崎に海軍伝習所を作りつつあった頃です。

しかも、シリーズに出てくる船は大半が実在の船。
例えば1巻から出てくる「フューリアス」なんて、安政5年にエンペラー(蟠龍)を贈呈するときに、日本に来た船だったりする。

で、読んでると「アレシューサ」という船のことを、やたら「美しい」って書いてあるんですよねえ。
どんだけ美形なのか見せてもらおうじゃねえか!(←なぜか対抗意識w)
と、探りまくったら、コレ ↓ でした(たぶん)。



確かに美人だ…。
でも蟠龍さんの方がぜんっぜん超超美人だわ。ふん! =3
(ちなみに蒸気帆船は、帆走時には煙突を倒したり縮めたりできるようになってたので、この絵では煙突が見えないんだと思います。
英国海軍は同じ名前を繰り返し付けるんで、、HMS Arethusa はいろいろあるんですが、たぶん・・・これだと思う)


しっかしこのシリーズ、蒸気帆船が舞台なのでなかなか参考になり、楽しいです。
(話自体は、ホーンブロワーの方が面白いんだけど…)
頭が古くて蒸気が嫌いな艦長がいたり、汽走から帆走に移るときにスクリューをどうするのかの描写がちゃんとあったり。


目が点になったのが、蒸気帆船が帆船を曳航するシーン。
「曳航」っていうから、前後になってロープで引っ張るイメージしかなかったんだけど、これ読んでたら「脇腹にくくりつけて」的なことが書いてある。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
そうなの??? それ開陽と美嘉保もそうだったの??


・・・とか、いちいち騒ぎながら読めるシリーズであります。


このハザードシリーズって、翻訳されなかった終わりの方に「Guns to the Far East」という作品があります。
ハザードは「極東の海」へ行ってんです。
どこだ。
なんの話なんだ。
エンペラー贈呈か。 ←違う。

しかし読んでみたいです。


※追記
 調べました。戦争終結後、インドチベット方面を舞台にしているようです。ちぇ~(・ε・)




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