きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

染色のお稽古

2016-02-22 09:13:05 | 染色
お天気は回復して、明るい太陽が出ていたが、
風は冷たかった。

染色のお稽古にHYさんとHMさんが来られた。

HYさんは、シルクのストールを持って来られていたので、
ピカソ染に挑戦する事にした。

シルク用の染料をを溶き、浸染用防染糊を加え、色糊を作くる。
色糊は、トロリとなる濃度にして、
先の細いノズルのついた瓶に入れる。

色糊の濃度が難しく、
濃度が高すぎると、ノズルから出にくくなり、
緩すぎると、防染力が弱くなる。

シルクストールは、伸子に張ればいいのだが、
簡単に、板に張って作業した。

やはり濃度が高かったのか、
色が出にくかったが、頑張ってやってくれた。

シルクストールが薄い生地で地模様があり、
織りが粗かったので、
色糊の線が広がって、ボヤけてしまったのは、予想外だった。

糊の濃度も、生地の選択も、重要だ。

糊が完全に乾いて、蒸しをして、地染めの予定だったが、
糊が乾かなかったので、来月まで預かる事になった。



これは、Hさんが染めたTシャツ

お昼はみんなで、おでんを食べた。


私はレーヨンのストールを染めた。
これから使用する為に、
淡いグレーの濃淡とブルーで染めた。


服の残り生地で染めたストール


田舎で絞ったTシャツ
すなご染めをしたが、上手くいかなかったので、手直しをして


なかなか、イメージ通りには、行かないものだなぁ~~~









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単純人間なのだ‼︎

2016-02-19 23:58:12 | 木彫り
田舎から帰って来て、
妹の服のリフォームと、自分のパンツを縫い上げた。👗👖
ちょうど手が空いた時、
タイミングよく、島根から荷物が届いた。

友人がやっている島根の木彫教室で彫る作品のサンプルを、
私が彫って送っている。

お教室で作品が彫り上がると、サンプルが送り帰されてくるのだ。

いつも箱の中に、サンプルと一緒に、島根の珍しいお菓子類が数個入っている。
私の好きな“汐ふきしいたけ”も必ず入れてくれている。


これは、お茶漬けにすると、とても美味しいのだ。

そんな嬉しい気遣いと一緒に、
「年々生徒さんが少なくなるが、出来るまでは、やりたいのでお願いします」…と
丁寧な手紙が添えられていた。✉️
そして「4月頃には、新しいサンプルをお願いします」と、書かれてあった。

我が家に帰って来て自分の時間が持てた事で、頑張りすぎて、
正直、少々疲れていた。
…が、「お願いします」と、言われれば、
俄然、張り切って元気が出てくる。

萎れた花には、たっぷりの水…だが、
私には、一言の「お願いします」(笑)
単純、単純。
何とも単純な人間なのだ。

早速、次の作品は何にしようか?…と悩む。
悩むのも、また楽しいものだ!

今は、頭も身体もフル回転で動き続けていられる事が、
1番の幸せ

そう‼︎
いつまでも、そう言えるように健康でいなければ!

後10年、アスリートのように、身体を張って、汗水流して、
前に向かって走り続けていたいね。

95歳の父の娘だよ。
身体は丈夫だと、信じている。







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妹からのプレゼント

2016-02-17 09:48:04 | 日記
田舎から我が家に帰ってきた夜、
妹からの2個の宅急便が届いた。📦📦

1個は洋服。
サイズを間違って買ったので、自分で直そうとして失敗したとか…。
脇をカットしたらしく、変なシルエットになっている。👗

裾上げもそで丈直しもしないといけないらしい…。

私が、暇なのが大嫌い…と、公言したので、
次々と仕事を作ってくれているようだ。
(私の為を思ってかな??)

2個目には、
妹が手作りした、造花のアレンジオブジェがはいっていた。
以前から、趣味と実益を兼ねて、作っている。

先日、それも洋服のリフォームをしたお礼に、
どれが良い⁈?…と、
沢山の写メを送ってもらった中から、
自分好みの色合いの2個を選んで送ってもらった。

我が家は、白い壁と焦茶の家具類、
床もカーテンもソファーも、淡いベージュ。
強いて色と言えば、緑の観葉植物と淡い淡い造花の花
殆どは、色のない部屋だ。

もう5~6年、この様子は変わることがなかったが、
2個のオブジェが、一気に鮮やかな雰囲気に変えてしまった。


もう30年前の話だが、
我が家に(今の家に引っ越す前の家)母が来た時、
私がお気に入りの山野草の小さな鉢を、
ベランダに並べているのを見て、🌹
(こんな草みたいな花を育てずに、もっと明るい綺麗な花を育てなさい)…と
注意された事があった。
母は、歳を取っても、派手で綺麗なものが好みだった。

私が買ってあげた服などは、
(年寄りがこんな色を着ると、余計年寄りに見える)と言って、
気に入ってもらえなかった。

同じ姉妹でも、妹は母似だ…と思う。

私は、小さい頃から、周りからも父似だと言われ、
少々、不満に思って育ってきた。

こんな歳になっても、積極的でハッキリした性格だった母が、眩しく思える…が、

父似の私は、
父から手先の器用さをもらっている気がして、
今は、感謝している。















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遅ればせながら着物の勉強

2016-02-13 23:44:55 | 染色
暖かい風が、雨を運んで来た。

お昼から、雨が降り出し、
部屋に干した洗濯物の下で、
私は、着物を解き始めた。

この着物は、私が結婚する時、母が持たせてくれたものだ。

ピンクとも、オレンジとも違う、優しい色の単衣の着物だ。
こんな可愛い色が似合うと思われていた頃が、私にも有ったのだ。

この着物に限らないが、
沢山持たせてくれた着物の殆どは、袖を通す事が無かった。

当時は、決して楽な生活では無かったはず。
むしろ苦労をして、人並みの結構準備をしてくれたのだと思う。

そんな思いをして持たせてくれた着物を、
1度も着る事の無いまま解くのは、大変酷な事に思えて、
ハサミを入れるのに躊躇した。

それでも、このまま箪笥に仕舞っておくのも、申し訳ない気がする。
染め替えて、服にして着れば、母も喜んでくれるのではないか?

丁寧に解いた。

袖が2枚、見頃が2枚、おくみが2枚、後は、衿と掛け衿
バラバラに解いて、元の反物になるように並べてみた。


お恥ずかしい話だが、こんな歳になっても着物の知識は、ほぼ皆無
中学の家庭科の授業で浴衣を縫ったのが、最初で最後。

裁ち方を図にして、解いた布の寸法を測って書き込んでいった。
こうすると、裁ち方が分かるので、デザインの入れ方も少しは理解できる。

以前浴衣を染めた時、
縫い上がると、模様が思っていた位置に来ていなかったが、
縫い方が分かれば、そんな失敗もなくなるはず。

洋裁と違って、着物は脇の縫い代が6~7センチも有った。
今頃こんな事を言っているようでは、大恥だ。

先日、先生から、日本工芸会展に着物を出品してみないか?…と、お誘いをいただいた。
着物の事が分からないようでは染められない。

遅ればせながら、今から勉強始めています。











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筋雲の空

2016-02-11 23:38:11 | 田舎日記
一晩明けると、
季節が1ページ先に進んだようだった。
暖かい風と、柔らかな陽射しが、一気に春を感じさせていた。

暖かいのは嬉しい‼︎

俄然身体も心も、張り切って動き出した。
朝から洗濯機を5回まわし、
パジャマも、シーツも、毛布も洗った。

庭に降り注ぐ陽射しが勿体無くて、
庭いっぱいに、布団を干した。

庭の最後の水仙の花を、全部で摘んで、母のお墓に自転車で走った。
ヒンヤリと顔に当たる風が、心地良かった。

青く澄んだ空に、薄絹の帯のような筋雲が、東に流れていた。

筋雲は、空の1番高い所にできる雲だとか?

あまりにも綺麗な空の芸術に見惚れて、自転車を止めた。

その薄絹の帯を切るように、飛行機雲が走って行った。

水蒸気は、上空の冷たい空気に冷やされ、
小さな小さな水滴の、雲粒になるのだとか…。

きっと、上空は冷たい風が吹いているのだろう…。

母の墓を、綺麗な水で洗い…
そう言えば、母の背中を洗ってあげた事など無かったなぁ…。
大きな親不孝をしたようで、辛くなった。

新しい花を差し替え、線香を立てた。
線香の白い煙が、揺らぎながら細く、空に昇って行った。

墓の前で手を合わせ、願うのはいつも同じ。
「お父さんが100歳まで元気で居られるように、守ってください」

墓の上空を、カラスが羽を広げて、大きく旋回している。
墓に供えた、米やお菓子を狙っているのだろう。

カラスよ!お前にも、かわいい7つの子が居るのかい?
居るなら、この菓子持っていけば良いよ‼︎

それにしても、爽やかな良い天気だ…が、
筋雲が空に現れると、
2~3日の内に雨が降る…と、言われている。










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