きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

曇天、染色、母の着物

2018-06-11 08:48:28 | 洋裁
昨日は、朝から重たい雲に日差しをさえぎられ一日中曇り。

今にも降りそうな空模様だったが、
夕方迄持った。

朝早くから、染色

前日、ハンカチ50枚を染め、仕上げたばかりで、
今回は、此処までと決めて、
床に敷いていたビニールをかたづけ、
掃除したのだが、

一晩寝て気が変わった。

残りの30枚も、染めてしまおう…

外したビニールをまた床に敷いて…

午前中に、30枚のハンカチを、色を変え染め分け、
曇り空の下に干した。

午後から、
先日田舎に帰った時、持ち帰っていた母の着物を、👘
ベランダに出て、解き始めた。


母が亡くなってから、もうすぐ16年になる。

衣装持ちだった母は、沢山の着物を残してくれていた。

父が元気な頃は、虫干しをし、防虫剤を入れて、
きちんと管理してくれていたが、

父も、だんだんと出来なくなり、
私達も、父の介護で、
母の着物のことまで気が回らず、
いつしか、管理が疎かになっていた。

気が付けば、
母が大事にしていた着物に、虫食いの跡が…

それも上等な着物から…

母に申し訳ない

そんな思いから、田舎に帰る度に、
母の着物を持ち帰り…

解いて服に、仕立て直している。

着物をリフォームした服は、
コーディネートが難しくて、なかなか着る機会が無いのだが…

それでも服を作るのは、忘れられない母の言葉が有るから…

亡くなる1~2年前だったか?
「もう着物は着ないから、簡単な服にできんか?
作り方、教えてくれんか?」…と言われていた。

まだ私も働いていたし、
面倒だったし、
私も、着物のリフォームをしたことが無かったし…

それは、実行することも無いままに…

着物を見ると「この着物、洋服にしたかったんだろうなぁ~」と、
思い、胸が詰まった。

お母さんの着物
お洋服にしてるよ!
もう、6着も作った。👚👗

この着物もスカートにする。

あの時の後悔が、
私に洋服を作らせている。





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