きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

のれんアートミュージアム

2014-06-16 15:46:21 | 染色

MNさんから、新聞の切り抜きのFAXが届いたのは
先月の末だった。

愛荘町愛知川観光協会が今夏の「のれんアートミュージアム」の作品を募集しているとの記事だった。
地場産業の“麻布”のPRの為に始めたイベントのようで、
今年で7回目
昨年は150点の作品が、古い街並みを残す街道沿いの商店や住宅の軒下に掛けられたそうだ。
応募すると、暖簾の生地が無償で提供され、出品料も無料との事。
迷うことなく「やろう!!」と、皆に声を掛けた。

HMさんは、仕事が忙しくて、参加できなかったが、
MNさんと、HYさんと、私の3人が申し込みをした。
滋賀県民で無いので、断られるのではないかと、半分不安だったが、
「県外からご参加いただき、輪が広がったと、とても嬉しく思っております」と、
お手紙を添えて、3人分の生地を送っていただいた。

7月21日が応募の締め切りなので、
6月と7月の2回しか、お稽古日が無い。

前もって、デザインを考えて来てね!と、連絡しておいたので、
さすがに、優秀な生徒たち!
今年のテーマーの「輪」をイメージしたデザインを考えて来てくれていた。

HYさんは、得意のビー玉を使っての作品。
輪の中に大小のビー玉をゴムで絞り、1個づつ、すなご入り染料で色差しを行った。
面白い!!
地色はオレンジにするそうだ。
インパクト有るよね!!
  

MNさんは、輪の連なりを表現したデザインを考えて来られていた。
そのデザインを、絞りにするか? 型にするか?
さんざん迷って、鎖で連なる輪を、絞りで表現することにした。
何度もデザインを描き直しては、
輪の大きさが、大から小へと連なるように、
ボールやお盆や皿など、大きさの異なるものを探して、型を取った。


お腹が、グーとなった。
気付けば、お昼は過ぎていた。
昼食を取るのも忘れてしまうほど、夢中になって作業したのも久しぶり。


一応、応募作品の中から、優秀作品には賞が頂けるようだが、
そんな事より参加することが、とても楽しい!

私も、頭の中には、作品の構想は出来ているのだが、まだ制作には掛れていない。
それでも、追い込まれたような脅迫観念は無い。
むしろ、子供の頃の運動会を待つような気分なのは、なんなんだろ~う?

いつも作品作りは、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら、
苦しみもがいて、作っている。
こんなに楽しいと思いながら、作品を作れる自分も居たのだと、気付かせられた。

「のれんアートミュージアム」
初めての参加だが、
楽しんで作ろう!
楽しい作品を作ろう!

風に揺れる色とりどりの暖簾の掛る街並みの、大勢の人の輪の中に、
はしゃぎながら見ている自分の姿が、
正夢を見ているかのように見えてくる。



 

 

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