きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

和食が世界遺産に認められた訳は、

2018-10-04 15:15:55 | 生涯学習大学
10月4日 生涯学習鳴尾大学の今日の講座は、

和食がユネスコ無形文化遺産に登録
〜発酵食品の貢献と、健康への効用〜

講師は、
武庫川女子大学 生活環境部 食物栄養学科
松井 徳光先生



2013年、和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。

和食の4つの特徴は、

①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
②健康的な食生活を支える栄養バランス
③自然の美しさや季節の移ろいの表現
④正月などの年中行事との関わり

なぜ和食が世界からユネスコ無形文化遺産として、
認められたのでしょうか?

それは、日本人の健康長寿に貢献した発酵食品が、
世界中から注目されたことで、

和食が世界遺産と認められる
大きな後押しとなったと言える。

その発酵食品とは、

清酒、ビール、ワイン、味噌、醤油、納豆、
チーズ、ヨーグルト、食酢、鰹節、甘酒、漬物

微生物の働き(発酵作用)で作られている食品のこと、

日本で誕生した主な発酵食品に関与する微生物は、
こうじかび、酵母、乳酸菌などがある。

味噌…こうじかび、乳酸菌、酵母、
醤油…こうじかび、乳酸菌、酵母
漬物…こうじかび、乳酸菌、酵母
食酢…こうじかび、乳酸菌、酵母
甘酒…こうじかび
塩麹…こうじかび
本みりん…こうじかび
清酒…こうじかび、酵母
鰹節…こうじかび

こうじかびは、日本の発酵食品の原点…



沢山の発酵食品の中でも、
私は、納豆が、大好き、
その効果が気になった。


納豆は、納豆菌

納豆キナーゼが、
血栓を溶かし、
心筋梗塞、脳血栓の予防に効果があると、
最近よく聞く。

その他に、
成人病の予防や、骨の強化、などにも効果がある。
ますます、食べなければ…

発酵食品の中で、世界が最初に注目したのは、
味噌…

今から40年以上前に、アメリカで、
マクガバン報告書(1977年)が、
日本の味噌が
健康にいい食品として提唱され、

それが世界に認められるきっかけとなった。

味噌には、
ガンのリスクを下げる。
生活習慣病のリスクを下げる。
老化を防止する。
胃がんの発生リスクを下げる。

良い事づくめ…

味噌には、サポニン、イソフラボン、レシチンなど、豊富な栄養成分が含まれているのに、

近年、日本人の味噌の消費量は減る一方、

それに反比例して、海外輸出が増えている。

最近は、朝はパンとコーヒー
味噌汁を飲まない家庭が増え、

味噌汁のうまさを知らない。
漬物を食べたことがない…若い人も多くなっている。

その結果か?
1985年から30年連続で世界1位の長寿国日本は、

2位に転落した。
(香港が1位…)

発酵食品は、

栄養的にも優れた食品、
種々の疾病に対する予防効果もあり、
日本を、世界一の長寿国にし、
和食を世界遺産にした食品…

健康長寿の為、
発酵食品を食べましょう❗️…と、

食品栄養学科の松井 徳光先生は、
最後に、
声を大きくされた。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 覚えは遅いが、忘れるのは早い… | トップ | 観音寺のちょうさ祭 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿