きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

柿渋染めのトートバッグ

2022-05-28 14:45:00 | 染色
先日 染料などの材料を保管している物置の奥から、
柿渋液を見つけた。

いつ買ったのかも定かで無い…昔の物。

柿渋染めは、染め→天日干し…を何度も繰り返す必要があり、
買っては見たものの、面倒になったのだろう。

取り出してみると、未使用のままだったので、まだ使えそうだった。

手元にあった帆布を染めてみることにした。

最初はボールに入れ布をよく揉み込んでみたが、
帆布が硬い分 揉み込むことで、
シワが付きやすい。

そのシワがムラに染まってしまった。

何度か、気をつけながら染め重ねてみたが、
一度染まったムラは、
元には戻らない様だ。

4度目染めるときに、伸針を張って
刷毛染めにしてみた。

最初からそうしておけばよかった…のに、
手抜きした代償は大きいな


柿渋染めは、柿渋の中のタンニンが
天日に干すことで、反応して色を濃くする

後半は良いお天気が続いたので、☀️
三日ほど十分日光を吸収して
いい感じに染まってくれた。

これに木酸鉄で模様を付けた。

木酸鉄は薄める割合を変えて筆書きをした。

いつもなら、光沢バインダーを塗布して、仕上げるのだが、

このままの素朴さがいい。✊


(持ち手は本皮で)

(木酸鉄での筆書き)


(内側にマグネットホックを付けて
ポケットもたくさん)


化学染料なら、1日で染まるのだが、

時間をかけ、お日様に任せて、
ゆっくり ゆっくりと色を育てていく…のも

いいかな…と思えた。






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