緩やかに変化する自分を見つめて…

今日はいいお天気です。

陽射しはあっても、風は爽やかで清々しい…。

家に居るのがもったいない気がして、

午前中に届く宅急便を待って、
その後、
散歩を兼ねて買い物に出かけた。

途中、
甲子園球場のチケット売り場の前に、
すごい人の行列を見た。

何事か？
野球に興味のない私…

今日がチケット販売日だったと、
後で知った。

家からショッピングセンターまで、
800メートル弱…

ゆっくり歩くつもりでないのに…
最近、歩く速度が遅くなっている。

仕事を辞めて7年
父の介護を終えて2年半…

今は、
自分の生活を自分の速さで、
自分のルールで、歩いている。

誰かに速度を合わせる必要がなくなった。

そのせいか、
何もかもが、ゆっくり、ゆったりになっていく気がする。

それが良いのか？
悪いのか？わからないけど…

ショッピングセンターでウロウロして
3時間が過ぎていた

帰宅後、遅い昼食…
それも、誰かに咎められることも無い。

少し空腹を満たして、ベランダに出て、
木彫りを始めた。

キャンディボックスの蓋は、先日完成した。
次は、フォークとスプーンの飾り物…
(これも依頼品)
フォークも、スプーンも、全長55センチ有る。


せっかちな私も、
彫刻刀を持ち、木と向かい合うと、
時間の進みを忘れている。


陽が傾き、手元が薄暗くなるまで、
修行のように、黙々と彫り続けていた。

流石に疲れた。

夕食後、TVの前でウツラウツラ…
それを注意してくれる人もいない。

時々思う。

自分の緩やかな変化に、自分では気づき難い…と。

せっかちな性格が、変わったのではなくて…

気持ちに、
体力がついていけなくなり始めたのかも…

6月生まれの私…71歳になる。

ベランダの紫陽花も咲き始めた…。