きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

土曜日は渡部さんと!

2013-07-01 08:24:06 | 染色

土曜日は、渡部さんが来られて染色をした。

以前染めて使っていた日傘が色あせたので、染め替えたいと持って来られていた。
それを淡いグレーで地染した。
永年大事に使用されていたのだろう。少しシミが有るが、この後、絞りをして濃紺で染める予定。
染め替えれれば、また彼女を夏の日差しから守ってくれるだろう。

先月から染めていた布は、柿渋糊を2回塗って、ベランダに干した。
今日は、お天気にも恵まれ、作業も順調に進んでいく。
10分も経たないうちに、布はイカを焼いたように丸まっている。
その布にアイロンをかけ、柿渋固着剤を塗り、柿渋糊を固着させる。

先日、百貨店の手作り店で、柿渋染の作品を見掛けた。
柿渋染めは、柿を搾った液で染めるのだが、
搾って残った柿の実を塗りつけるのだと、説明してくれた。
柿渋糊を使えば、もっと簡単なのに・・・そう思ったが、
制作者には、それぞれ強い思い入れやこだわりが有るから、
余計なことは、口にチャック!

前の話に戻して、
柿渋固着剤は、10分置いて2回塗る。
30分放置して水洗いして乾かす。
この後バインダーを塗って仕上げるのだが、今日の作業はここまで。

その作業の間に、彼女は“プチがまぐちのキーホルダー”を3個
自分一人で仕上げた。
お友達に差し上げるのを楽しみにされているようで、
今日染めた布も、カードケースを作って差し上げるとの事。

「歳を取っても、自分のしたい事が有って嬉しい」
「若いときに、教えて貰っていて良かった。歳を取ってからでは、覚えられないから」
又、いつものように話される。

私の母親のようなお歳だが、いつも前向きで、何事にも意欲的な彼女に刺激され、
彼女の帰られた後、私はなかなか進まなかった浴衣の制作を始めた。

 

 

 

コメント
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