きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

木蘭の涙!

2013-03-27 09:00:17 | 日記

寒の戻りの1日
家の中から見る日の光は、明るく優しそうに見えたのに、外に出ると風は冷たかった。
それでも、自転車で走っていると、春を見つける事が出来る。

コンクリートの道の端にタンポポが・・・その笑顔に誘われて走り寄った。
タンポポは、幼い日の春を思い出させてくれる。

武庫川女子校の塀には、沢山の桜の木が有るが、いつも決まって先に咲く木が有る。
余程、日当たりが良いのか?
そこが暖かい風の通り道なのか?
それとも、人間と同じように桜の木にも、目立ちがり屋がいるのか?
その木だけは先に花を付け、みんなの注目を浴びている。
 

桜の花は、やっぱり入学式を思い出させてくれる。
自分の中学校の時の入学式や、二人の息子の入学式。
満開の桜の花と一緒に、嬉しい思い出ばかりが、頭の中をスクロールする。

1週間前に、この道を通った時には満開だったモクレン(ハクモクレン)の白い花は、
もう、枯れ始めていて、ちょっと写真を撮るのが遅れてしまった。
 

モクレンを見ると、口に出てくる歌が有る。
スターダスト・レビューの“木蘭の涙”だ。

逢いたくて 逢いたくて
この胸のささやきが
あなたを探している
あなたを呼んでいる

いつまでも いつまでも
そばに居ると言ってた
あなたは嘘つきだね
心は置き去りに・・・・・・

もう数年前になるが、友人に誘われて神戸のコンサートを観に行った事が有る。
この歌は、コマーシャルで知っていたが、
この歌を歌っているのが「スターダスト・レビュー」だと、その時、知った。
それから大好きな歌になった。
フッと気が付くと、同じ歌詞を何度も繰り返している事があるが、
切なくて、苦しい歌詞ですよね。

柔らかな春の日差しの中で、天に向かって、誰かの名を呼ぶかのように咲く
白い木蘭の花は、やっぱりこの歌詞にぴったり。

この歌詞のような、こんなに人を恋しがり、こんな切ない思いをする経験も無いまま、64歳になったのは、
幸せなのか?
不幸なのか????

コメント
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