徒然なるまままに

TB歓迎(事前承認にしましたので公開遅れるかもしれませんがご容赦を)。展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

土田麦僊《舞妓林泉》 東京国立近代美術館

2006-03-27 | 美術
所蔵作品展 近代日本の美術 @東京国立近代美術館
2006/3/11-5/21
前期 2006/3/11-4/9:後期4/11-5/21

皇居半周桜めぐり。三の丸尚蔵館で伊藤若冲を楽しんだ後は、「桜を描いた名作が揃います」とホームページ謳っている東京国立近代美術館へ。
重要文化財の川合玉堂《行く春》(1916)は、大作です。長瀞の渓谷に桜が舞い散る風景です。舟が三艘つながれています。あと一点桜を描いた名作で眼に留まったのは、松林桂月《春宵花影図》(1939)は作者寄贈作品(前期のみ展示)。でも、どちらも桜を描いた名作としては、桜の描き方が地味です。

今回、420円を投じてわざわざ東京国立近代美術館を鑑賞したのは、土田麦僊(ツチダバクセン) 《舞妓林泉》(ぶぎりんせん)(1924)と中村岳陵(ナカムラガクリョウ)《気球揚る》(1950)をゆっくりと鑑賞するためです。両作品とも、画家の代表作で、記念切手の題材にもなりました。

土田麦僊の《舞妓林泉》は、緑とオレンジ色(と白)とを基調として、画面が構成されています。中央に振袖姿が舞妓さんがいます。背景には装飾化された林のある島が泉のなかに浮かんでいます。日本画的な装飾的な画面を、緑とオレンジ色(と白)と日本画的でない明るい色合いで仕上げ、侘び寂びと違う日本画を切り開いています。実物をみて、(切手や図版ではわからない)その細かい装飾性と色彩の素晴らしさに一寸吃驚しました。色彩の勝利です。

中村岳陵《気球揚る》。この作品に出会うのは2度目。正面を向いた正装の洋装のしゃれた女性の後ろに、気球が揚がるのを一生懸命にみているピンクの振袖の女性が隠れています。空を描く筆遣いがすこし朦朧としていて、季節は何時でしょうか?夏でしょうか?

ジャンル:
絵画
キーワード
国立近代美術館 オレンジ色 重要文化財 三の丸尚蔵館 日本の美術
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