愛国者の邪論

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米韓軍事演習中止は日本の安全保障に危機か!?憲法平和主義・非核三原則を無視した日本の新聞の社説のデタラメは、ここにあり!

2018-06-20 | マスコミと民主主義

日本の新聞のように北朝鮮脅威論思考回路では安倍政権は安泰だな!

見返りの経済支援のような先んじた譲歩が、北の核開発を加速させた過去の失敗を忘れてはならない

正恩氏は、非核化を進める手順や期限を早期に提示し、実行に移してほしい

中日/東京新聞 米韓演習中止/約束には行動で応えよ 2018/6/20 8:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018062002000139.html

関係改善を優先して、懸案の非核化を動かそうという試みだろう。米国と韓国が恒例の合同軍事演習の中止に踏み切った。次は、北朝鮮が約束通り、「完全な非核化」に向けた行動を示す番だ。
軍事演習は、「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」と呼ばれ、毎年八月に実施されている。
朝鮮半島で全面戦争が起きたと想定し、コンピューターを使って対応能力を点検するシミュレーション訓練だ。
韓国軍約五万人、米軍約二万人が参加する大規模なもので、北朝鮮は再三、中止を求めていた。
きっかけは、米朝首脳会談でまとめられた共同声明の中にある。
「完全非核化」の原則は盛り込まれたものの、具体的な手順や日程が明示されておらず、内容が不十分だと批判されている。
しかし一方で、声明には「新しい米朝関係の樹立」と「相互の信頼醸成による非核化促進」という注目すべき条項も盛り込まれた。
相互不信の中で非核化交渉が中断した経験を踏まえ、まず信頼関係を築いて、非核化のプロセスを進めるという新たな考え方だ。
トランプ米大統領も首脳会談後の記者会見で、「(北朝鮮と)交渉中という状況の下で、(米韓)軍事演習を行うのは不適切」と語った。この約束が、さっそく実行されたことになる。
演習中断には、「北朝鮮の具体的な行動がない段階で、譲歩しすぎ」との批判もある。
しかし、過去にも北朝鮮の核問題解決のため、米韓合同軍事演習が中止されている。今回も、協議を進めるための環境づくりとして、理解できる。
それでも気になるのは、北朝鮮の動きが見えないことだ。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は、首脳会談で「ミサイルエンジン実験場の破壊」を表明したが、まだ確認されていない。
ポンペオ米国務長官が共同声明を具体化するため、近く訪朝する予定だ。正恩氏は、非核化を進める手順や期限を早期に提示し、実行に移してほしい
韓国国防省は、軍事演習は完全な中止ではないとしている。北朝鮮の誠意ある行動がなければ、いつでも再開するという意味だ。
一方、正恩氏は十九日、北朝鮮に理解を示す中国に、三回目となる訪問を行った。仮に非核化への取り組みを遅らそうと狙っているのなら、国際社会の目は厳しくなり、経済制裁もいっそう強化される。忘れてもらっては困る。(引用ここまで)

日本国民を傍観者に仕立て上げる日米核兵器軍事同盟安全神話論の矛盾浮き彫り!

憲法平和主義外交を積極的に推進しないのは何故か!

北朝鮮の非核化の道筋に米国が不満を募らせ、合同軍事演習を再開する事態になれば、

北朝鮮の強い反発は当然に予想されるからだ。

米軍の抑止力低下にクギを刺しながら懸念を表明

当面、日本としては事態の推移を見守るしかないが、こうした懸念は米国に直接伝えておくべきだ

河北新報  軍事演習中止/米韓の譲歩 成算はあるのか 2018/6/20 8:00
https://www.kahoku.co.jp/editorial/20180620_01.html

米韓両政府は8月に予定していた定例の米韓合同指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」を中止すると発表した。北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を取る前の一方的な譲歩は、あまりにも拙速な印象を否めない。
シンガポールで12日に開かれた米朝首脳会談の共同声明は、あくまで政治的な第一歩であり、今後の実務協議によって非核化のプロセスが決定されるとはいえ、現段階で北朝鮮は具体的な計画さえ明らかにしていない米国のトランプ大統領としては、先手を打って融和姿勢を見せ、北朝鮮の非核化の意思を確実にしたいとのメッセージでもあるのだろう。しかし、見返りの経済支援のような先んじた譲歩が、北の核開発を加速させた過去の失敗を忘れてはならない
1992年の朝鮮半島の非核化に関する共同宣言は核拡散防止条約(NPT)脱退でほごにされた。94年の米朝枠組み合意、2005年の6カ国協議の核兵器廃棄に関する共同声明、12年のオバマ米政権との核実験凍結などの約束もまた同様だ。
トランプ氏が得意とするディール(取引)とはいえ、根拠が不明瞭で安易な譲歩は大きなリスクを伴っている。北朝鮮の非核化の道筋に米国が不満を募らせ、合同軍事演習を再開する事態になれば、北朝鮮の強い反発は当然に予想されるからだ。
米韓両軍が定期的に韓国や朝鮮半島周辺で実施している合同軍事演習は、野外機動訓練のほか、指揮系統を確認する訓練、コンピューターシミュレーションによる図上訓練などがある。
中止が決まったフリーダムガーディアンは、このうちの図上訓練だ。今回、この訓練を中止するだけであれば、日本の安全保障に対してそれほど大きな影響を与えることはないとみられる。
心配なのは「(軍事演習のような)戦争ゲームは非常に金が掛かり、挑発的だ」というような発言に見られる、安全保障の現実を直視しないトランプ氏の思考だ。
仮に、北朝鮮が最終的に求めるような在韓米軍の完全な撤退に結びつくような事態になれば、北東アジアの軍事バランスは一挙に流動化する恐れが強まる。トランプ氏の前のめりとも取れる姿勢に対しては、日本や韓国でも不安や懸念がむしろ広がっていくのではないか。
日本政府は米韓演習中止に一定の理解を示す一方、菅義偉官房長官が「日米同盟や在日米軍の体制は変わらない」と語ったように、米軍の抑止力低下にクギを刺しながら懸念を表明した。
北朝鮮の非核化に向けて具体的な工程を詰める米朝高官協議が近く開かれる見通しとなっている。当面、日本としては事態の推移を見守るしかないが、こうした懸念は米国に直接伝えておくべきだ。(引用ここまd)


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