葉祥明美術館で、のびのびゆったりとリフレッシュした後
阿蘇山方面へ向かいました。
途中、米塚へご挨拶。いつ、何度観ても、心惹かれる可愛らしい山です。
ふかふかで柔らかそうな緑の絨毯。
“頂上から、コロコロと寝転がりながら降りてみた~い”といつも思うのですが
実際近くで見ると結構背の高い強そうな草が生い茂っていて、かなり痛そう(笑)
コロコロコロ・・・はちょっとムリみたい。
気持ちの良い青空に誘われて走ることしばし。
草千里です。
こんな日は、体験乗馬もさぞ快適だろうなぁ・・・(写真手前左)
ここ、駐車場代が意外に高いんだよね(苦笑)。
草千里の手前のビューポイント(路肩)に車を停め、心地よい涼風に吹かれました。
草千里の景色を堪能した後は、久しぶりの阿蘇・中岳へ向かいます。
周りの風景が、だんだん火山っぽくなってきました。
なんだか可愛い、雲の背比べ。
美しい景色です。夏の阿蘇は色鮮やかです。
阿蘇山西駅、阿蘇山ロープウェイ前の駐車場に到着。
1か月ほど前までは、火山活動が活発化しているということで立ち入り制限となっていたようですが、この日は規制がなく、火口見学OKでした。ラッキー♪♪
火山を守っておられるお寺と
山上神社へ、“お邪魔いたします”のご挨拶。
かつて噴火で破壊されたという神社は、珍しいコンクリート製の頑丈な造り。
火口見学の無事をお祈りしました。
阿蘇の火口。超久しぶりです。
壮大な自然。その威力に圧倒され、緊張感を覚えます。
今回は、ロープウェイを使わず、愛車で火口の駐車場まで登りました。
料金所の手前の受付で、パンフレットを受け取るのですが
火山ガスへの注意と、『ぜん息、気管支疾患、心臓疾患、体調不良の人は火口周辺は立ち入り禁止。警告!危険です!』の案内文が書かれています。
料金所の手前には、Uターン用の道(出口)も用意されていました。
一応健康体のクセに、“アタシ、大丈夫かしら??”と不安に陥るあひょ。(超小心者)
ドキドキ、緊張感が高まってきます。
『火口見学には危険が伴います。規制区域を守り、自分の身体の安全を守る心構えが必要です』の言葉を肝に銘じます。うぅぅ・・・ちょっと、怖い・・・。
あっという間に、火口口駐車場に到着。視界に入ってくる景色がガラリと変わります。
先ほどまでの豊かな緑が、茶色や赤褐色、灰色や黒のゴツゴツとした地層に変化。
その色彩は美しくもあるけれど、有無を言わさぬ威圧感、さすがの迫力です。
人間が、いかに頼りない、ちっぽけな存在であるのか・・・。
ここに立っていると、理屈ではなく体感として、恐怖心にも近い形でひしひしと伝わって来ます。
もし今突然噴火したら・・・いくつも並ぶ避難用のドームが想像力を掻き立て、なんとなくソワソワした気分になります。もっと眺めていたいような、早く帰りたいような・・・。
以前、普賢岳を訪れた時にも感じました。
火山は本来、人間が軽々しく立ち入れる観光地のような場所じゃない。
その存在感に思わず平伏してしまいたくなるような、畏れ多い、底知れぬパワーを持つ強大な存在です。
火口付近を歩いていると、そのえもいわれぬ迫力に圧倒され、なんとなく言葉少なに。
そして、その力強さが足元からじんじん伝わって来て、なんだか、弱い自分を叱咤激励されたような気持ちに・・・。
火口を見られたなんて、一体何十年ぶりなんだろう・・・。
日差しが強すぎて、写真では火口の色が白っぽく飛んでしまっていますが、実際は水色というか白みがかったコバルトブルー(乳青色?)、不思議な美しさです。
こんな穏やかな中岳の火口を拝めるなんて・・・感謝です。
同じ火口でも、第7火口はこんな黄味がかった色でした。