あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

仇討ちの哀しさ

2008-12-14 14:32:18 | 人生・生きかた

小さい頃からの時代劇好き。
この季節のお約束「忠臣蔵」も、新旧問わず映画からドラマまで、様々な役者が演じるものを観てきた。

旧暦の12月14日。実際の討ち入りは深夜だから、実際に行われたのは新暦の1703年1月31日。
年こそ違え(当たり前か)、自分の誕生日というのもなんだか感慨深い。


痛快な復讐劇のようなイメージで捉えられがちの“仇討ち”、本来の武家の仇討ちは決して復讐ではないということを知ってからは、清々しさよりもむしろ悲哀を感じてしまうようになった。

仇討ちの赦免状は、仇討ちを赦すという意味ではなく、“仇を必ず討て”という上意であり命令。
決して肉親を討たれたことに対する憎しみや恨みなどの感情で成り立つものではない。
というのも、仇討ちが赦されるのは、親族の目上の者が討たれた場合のみ。目下の親族に対しては一切認められていない。
武士としての心得であり作法であるから、相手を許すからやらないとか討ちたいけど我慢するとかいう選択肢はない。成さぬは恥、なのだ。


むー


元々は親族に対するもので、主君に対してはあまり行われていなかったという仇討ち。
大石良雄(内蔵助)さんの心中はいかばかりだったのか・・・。凡人には知る由もないけれど。

『あら楽や 思ひははるる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし』


あまりにも哀しく潔いその生き様。そして辞世の句のこの不思議な穏やかさ・・・。

人の生き方について、忠臣蔵を見ながらいろいろと考えてしまうのです。


今夜は、田村正和サマのドラマ。どんな角度からどんな内容で忠臣蔵が描かれるのか・・・楽しみでありますっ

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おでんの具

2008-12-14 11:50:02 | 私見・雑感

昨日はお昼過ぎからおでん作り。

弱火でことこと煮込んでは火を止め、またしばらくして火を入れて煮込み、また火を止め・・・を数回くりかえし、寸胴鍋代わりに使っていた圧力鍋の中では、すっかり良い具合にお出汁がしみしみ~
2008_12130003

今回の具材は、大根・たまご・こんにゃく・もち巾着・ごぼう巻き・いわしのつみれ・厚揚げ・牛スジ・銀杏・里芋・結び昆布・ぎょうざ巻き・・・そんなところかな?
我が家は晩御飯というより酒のツマミになるので、味はややしっかり目。
土鍋に移して“いただきますっ


お正月のお雑煮やこのおでん、地方によって具が微妙に異なるので、作るたびに面白いな~と思う。


博多の屋台では定番の牛スジやぎょうざ巻き、入れないところも多いんだろうなぁ。
そして我が家でははんぺん、入れないし。


東京に来て初めてセブンイレブンのおでんではんぺんをいただいた。・・・なんというかはかなく口の中で溶けてゆく頼りない食感にえも言われぬ気持ちで・・・それはそれでとても美味しかったのだけれど。
やっぱり我が家のおでんの具のレギュラーではないわなぁ・・・。


今回入れ忘れたのが、がんもと手羽先とちくわ。残念ナリ


まぁ、何はともあれ冬の醍醐味。
今年の冬、あと一度くらいは作ろうかなー?次回は変わり種を増やして。
はんぺん娘なんかも入れちゃって

コメント (4)
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