あるひのあひる

sometimes"♯",sometimes"♭" ,and always"NATURAL”
猫とハーブと酒と音楽

ヒプノヒーリング初体験

2006-05-21 01:57:17 | スピリチュアル

久しぶりに広がった青空。眩しい陽射し。新緑の木々を激しく揺らす強い風、飛ぶような勢いで流れてゆく真っ白な雲。やがて急変し、視界を白く閉ざしてしまうほどの凄まじい風雨。
やがて、嵐が去り再び輝き始めた夕空に現れた、七色の虹。
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今日は、まるでドラマを見ているかのような、ダイナミックでドラマティックな天気でした。自然が創り出す変幻自在な空の表情。
壮大で、激しく、そしてとても美しいものでした。

虹をこんなに長い時間眺めたのは、本当に久しぶり・・・。

2006_0520000

我が家のバルコニーから眺めた、西の空の表情。
いろいろな色や形の雲と空の色がとてもキレイ。

写真中央下寄りの、山のすぐ上にかかっている白い雲がとても気になってシャッターを切りました。(ちょっと神様っぽい・・・?
^^)


さて。
前置きが長くなりましたが、ちょうど一週間前。

少々思うところあって、ヒプノヒーリングを体験しました。

数年前に一度レイキヒーリングを受け、とても貴重で感動的な体験をして以来、ヒプノヒーリングのことはずっと気になっていました。でも、正直なところ少し怖いという気持ちと、まだ時期じゃないという漠然とした思いからずっと体験せずに来ていたのですが・・・。

4月初め頃からでしょうか。何故か急に、“今(がそのタイミング)だ”という感覚に捉われ、そわそわと落ち着かない気持ちになってしまったので、思い切って受けてみることにしたのです。
で、ネットで関連サイトを探している時、なんとなく“あ、なんだか良さそう・・”というHPを発見。そしてそのヒーラーの方のプロフィールを見てびっくり。何と、私と同じ誕生日・同じ血液型。しかも、好きな本や感じ方がとても似ていて・・・。
“ああ、これはきっとご縁だ。”ということで、さっそくコンタクトを取り、予約を入れたのでした。


さて、当日。
いわゆるお店ではなく、ご自宅のマンションの一室がヒーリングルームになっているため、まるで友人の家に遊びに行ったような感覚でした。美味しいお茶をいただきながら、まずはマヤ暦鑑定。同居人きょんくんだけでなく、私の家族全員分を見ていただきました。すごいの。納得。なるほどねー、だからかーって感じ。(長くなるので詳細は省略しますが、このマヤ暦鑑定もすごく意味深いものでした^^)
続いて、ヒーラーの方(以下“ゆかさん”とします)から、ヒプノについての十分な説明を受け、こちらの気持ちも伝え、擦り合わせをした後、ヒーリング開始です。

ヒプノも目的によって様々なアプローチがあるのですが、私は過去生(前世)を選択しました。

本当に私にも見えるのか、うまく催眠状態になれるのか、不安と期待で心臓がバクバク・・・。最初は、とてもリラックスどころではないというあまり宜しくない状態で始まったヒーリング。リラックスしなきゃ、というプレッシャーがどんどん逆に自分を追い詰めていくような感じ。かろうじて野原はイメージできたものの、その後。
肝心の過去への入り口(エレベーター)が全く見えて来ない・・・。
「見つかりません。><;」焦る私を、ゆかさんはゆったりと優しくリード。『では、ドアはどうですか?』
“ドア・・・!?”その瞬間。私は突然、自分が古めかしい木で出来たドアの前に立っているのに気付きました。
こうして、なんとかうまく過去へ続く階段を下りることができ、もう一人の(前世の)私を感じることができちゃったのです。

とても意外だったのですが、私が見た前世の自分は、16世紀頃のヨーロッパの若い騎士、でした。
ベッタベタに江戸時代が好きなので“きっと江戸の町娘だったに違いない”と密かに考えていただけに余計驚きでした。でも不思議なのは、なぜか“分かる”んです。ゆかさんが次々にいろんなことを質問してくるのですが、少しずつ記憶の糸をたぐって思い出しているような、不思議な感覚でした。

貧しい田舎の農民の家の一人息子として生まれ、5歳くらいの時に父親が兵士として狩り出されてしまったため、母親とお祖父ちゃん(父方)と3人でつましく暮らしていたのですが、15歳くらいの頃に祖父が亡くなり、それをきっかけに母親も家を出て行った(理由はよく思い出せないのですが、おそらく行方不明になった父親を探すため・・・?)ため、一人で生きることに。で、都会に出て、17歳くらいになって騎士(というよりお城の警護士?)となり、(おそらく)21歳の時、城を守り抜くため盾となり敵に剣で身体を貫かれ、命を落としました。
死の瞬間というのを、すごくリアルに感じました。恐れというより、“あ、これはだめだ、死ぬな”という意外に落ち着いた穏やかな気持ちでした。きっとずっと前から覚悟が出来ていたのでしょう。心臓のやや下から背中にかけて、斜め上から剣が入っているのがはっきり見えました。剣先が背中から出ている(串刺しの)様子まで。

こうやって事実だけ書いてみると、なんだかすごく可哀想な人生のように思えちゃうかもしれないけど、違うんですね。ものすごく幸せだったのです。愛に囲まれて、いろんな人からたくさんの愛情をもらってて。
両親、そして特にお祖父ちゃん。彼(私?)にとっては、いなくなった父親の代わりとして、とても深い無償の愛を与えてもらい、いつもとても庇護されていたのです。それに、15歳に家を出て一人になって困っているとき、何の血の繋がりもない老婆に2年程お世話になっているんですね。
お城の警護という職業を選んだのも、当時はかなり治安が乱れていて、あちこちで内乱や国同士の争いが起こっていたため、愛する世の中の人々を守りたい、という純粋な気持ちからだったのです。

たくさんの愛に育まれ、その愛に心から感謝し、自分の命を賭けて人々を守ることによって愛を返した、そんな、短いながらも充実した幸せな一生だったようです。


過去生退行の後で、ハイヤーセルフからメッセージをいただくセッションに移行したのですが、今回私がこの過去生を見た意義について、「前世では死ぬことによって愛を実践したが、今世では、生きて、自らの手で紡ぐものによって周囲の人々に愛を与えるために生きているのだ」という助言を頂きました。
ああ・・・!超納得。
なんとなくこれからの道が見え始めたように感じていた私にとって、何よりも心強いお言葉でした。
ああ、やっぱり方向性は間違えてないんだって。
そして、近未来セッション。・・・嬉しくて、涙が溢れて止まりませんでした。


初のヒプノヒーリング体験。
振り返ると・・・いやー、ほんとよく泣きました。涙ボロボロ。でも、泣こうとか、悲しいとか、そんな日常的な感覚で出てくるものとは明らかに異質の涙でした。懐かしさ、とでもいうのでしょうか。安堵感や優しさで胸がいっぱいになって、自然と溢れてくるのです。ほんと不思議な感覚でした。

そして、ヒーリング終了後に受ける、総まとめのオラクルカード。
これがほんっっっっとに、凄い!!それまでのヒーリングで受けたアドヴァイスがそのままカードになって目の前に現れてくるんですから。ゆかさんが選んでくれたんだったらまだ分かるけど、そのカードを選んだのは私自身なのですよ。なのに・・・!全部繋がってる!!!


正直なところ、私の見た過去生が実際に正しいのかなんて分からないし、人によっては“自分の頭の中での作り事でしょ”と思うだろうし、要は潜在意識なんだから、かつて本やTVで見たいろんな話を繋ぎ合わせて創造したものなのかもしれない。
でも、そんな“当たる、当たらない”的なことではなく、大切なのは、“今の自分がそれによって何を、どう感じたのか”だと思うんですね。
理屈じゃなく、心で何を得たか。
私は、たくさんの愛を感じ、思い出すことが出来ました。狭義の男女間の愛だけでなく、人類やこの世のいきとしいける全てのものへ対する大きな愛を。
そして、何よりも大切な人を、本当にかけがえのない存在として再び強く認識することも。

すごく長くなりましたが、それでも、とても書ききれません。

そのくらい、とっても神秘的で不思議なお宝体験、それが私の初ヒプノでした。

コメント (1)
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