8月31日。地鎮祭当日。
いよいよ始まるのかー、という感じでした。
雨の日が多かった8月の最終日。
予報では曇りでしたが現地は、汗ばむくらいの暑さ。
お天気の神様にはいつも本当に感謝です。
住林さんに全部お任せだったので
準備したものと言えば、ご神職にお渡しする玉串料と
クーラーボックスにペットボトルの冷たいお茶を人数分、だけでした。
集合は10分前くらいでいいですよー、と言われていましたが
30分前に現地到着。
おおっ、地縄張りがされている!
当たり前のことにすら、感動を覚えるあひょ。
既にテントと紅白幕も設置されていて
なんだかおめでたい雰囲気
テント内では、ご神職と営業Nさん、生産のKさんが
テキパキと準備を進めていらっしゃいました。
生産のKさんとは実はこの日が初対面。
これからはKさんが頼りです!どうぞよろしくお願いします!!とご挨拶。
さて。
地鎮祭は、現人神社のご神職により執り行われ
30分ほどでつつがなく終了しました。
途中、酒や塩をまいて土地を浄めたり
(きょんのダンナはお酒、あひょは塩担当)
祭壇に玉串を奉納したり。
厳かな雰囲気に身も心も引き締まりました。
テントは日よけとして大活躍。
いやー、日差しが強くて、とにかく暑かった!
ご神職をはじめ全員汗だく。
特異体質の私は内心、暑さによるクインケ浮腫発症をすっかり覚悟していたのですが
汗ダラダラ、顔はほてりまくっていたにもかかわらず
奇跡的に下まぶたあたりがわずかに腫れた程度。
神様のご加護かなーって。感謝しました。
ところで。
地鎮祭の締めくくりとして
全員揃っていただくお神酒。
注がれるや否や、自分一人だけで即イッキ飲み
「皆さんに行き渡るまでちょっとお待ちくださいねー」と
ご神職にやんわりとフォローされたきょんのダンナ。
さすがです外しません。やってくれます
もう可笑しくて可笑しくて・・・
爆笑できないので肩を震わせて耐えました
というのも、彼には
結婚式の時、三々九度の一杯目
一口でイッキに飲み干したという前科があるのです。
「暑かったから喉が乾いてたし。」
・・・なんて妙な言い訳してましたけど
まぁ、おかげさまでとっても楽しい締めになりました
あ、そうそう。
今回ご縁あって地鎮祭を執り行って下さった現人神社。
住吉三神総本宮で、天地共に鎮めの祖神であり
風雨を治め、大事を鎮め護るというありがたい神様でした。
そしてやはり
神功皇后との深い繋がりが・・・。
この地にご縁をいただいたのは
やっぱり神功皇后のお導き、なのかもしれません
家ネタ、9回目です。
スタート当初は1から順に時系列で書こうと思っていたのに
読み返したらバラバラ・・・
自分でもよく分からなくなってしまいました。
なので、ここで一度、流れを整理するために
主な出来事のみメモっておきます。
2月22日 建築工事請負契約
4月26日 基本プラン決定
6月19日 土地売買契約完了
7月 1日 擁壁工事契約
7月10日 擁壁工事着工
7月21日 生産合意
8月23日 擁壁工事終了
こんな感じです。
当初こんな感じだった土地も
立派な擁壁ができました
(微妙に撮影角度が違うので、ちょっと分かりづらいのですが・・・)
ようやく、次回は地鎮祭。
だいぶん追いついたぞ~
なかなか現在まで追い付かない~。
書きたいコトはてんこ盛り~。
なので、ここいらである程度まとめ書きして
スピードUPを図りまする。
以前、某住宅設備機器メーカー勤務だったあひょと
打ち合わせ開始当時はまだ現役社員だったきょんのダンナ。
(4月より関連会社に出向となりました)
なので、設備系のこだわりはやはりありました。
水回りはT社で揃えたいねぇ、と。
ある程度なら社販を利用し、いわゆる施主支給も考えようかなー、なんて。
ところが。
住友林業仕様のT社製品の価格が
きょんのダンナもびっくり!のハンパなさ。すごい安い。
一昔前ならともかく、今の社販なんて大したことなくなっちゃったんで
施主支給だと却って高くついてしまうってことが分かり。
結局、お約束の風呂とトイレはなんとかT社。
でも洗面化粧台は、迷った結果、住林さんのオリジナル。
キッチンはT(旧Y)社を選びました。
それから、インテリア。
担当コーディネーターのSさんが
とっても素敵なプレゼンをして下さいまして。
あくまでも予算の範囲内で、ですが
いろいろ楽しみながら決めることができました。
Sさんのご提案が、これまたきょんあひょのツボで。
ホント、Sさんも驚かれるくらいスムーズにポンポン決まってゆきました。
転勤族だったので、あまりお金をかけず揃えていた家具たちは
長い年月ですっかり老朽化。
リビングとダイニングのセットは、新しく購入することに。
ちょっといいなーと憧れていた飛騨産業さんが
住林さんの割引がきくということで、思い切って揃えちゃいました。
色やデザインを迷っていたので、購入時にはSさんにもお付き合いいただき
飛騨産業さんのショールームであれやらこれやらご相談。
あ、そうそう。
インテリアフェアにも2回ほど行きましたよー。
1回目は、まだ何も決まっていない頃だったので、ただの冷やかし見物客だったのですが
フェア限定の特別割引はとても魅力的だったので
2回目は待ってました!という感じで。
結局、絨毯とTVボードの2点を購入しました。やっぱ割引は大きかったですねー。
家を建てたことのある何人かの先輩から
「いいねー。今が一番楽しい時期よねー」と言われましたが
うん。この頃は、ホントに楽しかったです。
漠然とイメージしていたものが
形になってゆく面白さ。
何度も繰り返し図面を眺めあれこれ妄想してうひうひ言ってたのが
どんどんリアルになってゆくわけで
次回の打ち合わせ日が非常に待ち遠しかったですなぁ。
まぁ、ただ。
やっぱりなんのかんのと出費がかさみます。うう。
もう少し予算があれば、ワンランク上のこれをチョイスできるのに
なんて、すっかり物欲の虜。
・・・あっ、いかんいかん。戒めなくちゃ。
「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)。
家作りとは、夫婦のみならず
自分との戦いでもあるのだな、と気づいたあひょでした。
少し時は流れ、4月初め。
打ち合わせも順調に進み、下旬には基本設計を確定することになりました。
確定後は原則的に、間取りの大幅な変更はできなくなります。
そこで、次の段階へ。
あひょの密かなこだわりポイントなのですが、この時点で
兼ねてより考えていた風水建築協会さんに
風水的な観点から間取り図をチェックしてもらうことにしました。
HPより予約を入れ、4月中旬のある日
土地と建物の詳細が分かる図面を持参し
きょんのダンナと二人で事務所へお伺いしました。
さすが風水建築の事務所だけあって
ほんのりとお香の良い香りが漂い、心安らぐ、とても居心地のよい空間でした。
ところで。
風水と聞くと、金運や恋愛運など、物質的な利益や幸運を得ることを目的とした
まじない的な存在に感じられる方も中にはいらっしゃるようですが、私は
古の平安京や江戸が風水や陰陽道の考えを元に築かれたように
生きていくための知恵であり、快適に暮らすための環境学だと考えています。
詳しくは、風水建築協会さんのHPに書かれていますが
風水建築とは、大地のエネルギーをコントロールし
周囲の自然環境と住む方の運気に合わせて環境を整え
よい気の流れる空間を作り出すものです。
初めて訪れた時、とても気持ちの良い所だと感じて購入した土地ではありましたが
周辺の地図を見ると、敷地の裏手に農業用の溜池がありました。
敷地からは見えないし、もちろん存在を知ったうえで決めたのですが
それがずっと心の片隅で気になっていました。
なので、元々風水を身近に感じ
もし家を建てることがあればその考えを取り入れてみたいなと前々から思っていたあひょにとって
風水チェックを受けることはごく自然なことでした。
幸い、きょんのダンナもすんなり賛同してくれました。
さて。鑑定の結果。
簡単に言うと、間取を変更しなければならないほどの大きな問題点はありませんでした。ほっ。
図面上「欠け」の部分はあったのですが、水晶を使うことで調整すれば問題なし。
その他、この空間の軽い問題点にはこんな石で対応できますよ、と
具体的にいろいろ教えていただき、とっても勉強になりました。
ただ、溜池の存在はやはり少し気になるということで
(溜池そのものが良くないという意味ではなく、周囲の土地の状況との兼ね合いで。)
そこまでしなくても良いけれど、もし希望があれば『玉埋め』
しても良いかな、ということになりました。
そう。『玉埋め』
敷地に水晶を埋めることで、土地の気の流れを整えるのです。
ふふふふふふ・・・。
実は、これこそが以前よりあひょが興味を持っていたことで・・・
費用を確認し、是非に!とお願いすることにしました。
(会社や店舗ならともかく、個人宅でやる方はそう多くはないと言われましたが(笑))
土地の状況から、玉埋めは5か所(中心と東西南北)
埋めるタイミングは、地鎮祭の後、基礎工事に入るまでの間です。
日時は、工事の状況を見ながら改めて決定することになりました。
予定では9月初め。う~ん。待ち遠しい・・・。
当日どんな事が行われるのか、興味シンシンのあひょでした。
2月初旬に土地売買契約書に調印したものの
きょん家の資金繰りの都合で、残金決済&土地の譲渡は6月下旬。
その間、約4か月。
年明けから2月下旬くらいまでは結構慌ただしくいろんな動きがあったのですが、ここで一気に減速。
基本プランの打ち合わせも、3週間おきくらいののんびりペース。
ゆっくり時間をかけていろんな相談が出来ました。
設計担当のTさん。物腰の柔らかな、いつも笑顔の方ですが
やはり設計に関するこだわりはしっかりとお持ちで
そのセンスがきょんあひょと合っていたこと、そして
きょんのダンナにも建築の心得があるということもあって
設計に関しては、ホント、順調でした。
家作りは夫婦の戦い、と聞いていたのですが
住まいに関する考え方や好みがよく似ていることもあり
大きなバトル勃発!ってこともなく。
ところが。
唯一悩ましかったのが、今回の土地造成業者さん選び、でした。
(ちなみに今日現在、外構の業者さんはまだ決定しておりません)
「まだ時間いっぱいあるし。」
動かない、考えない、なかなか決定しない。
そんなのんびりモード突入のきょんのダンナと
実はせっかちで几帳面(なとこもある)、やると決めたら一気呵成にサクサク進めたいあひょ。
設計はどんどん順調に決まってゆくのに
肝心の土地造成工事の業者さんがなかなか決まらない・・・
ホント、やきもきしました。
確かに、おっしゃるとおり土地の引き渡しまでには相当時間があるとはいえ
一体いつ決めるのよっっって。
というのも、この土地。
まるでお城のような立派な石垣にぐるりと周囲を囲まれていて
駐車スペースとアプローチを確保するためには、道路に面する石垣を取り除き
セットバックして新たに擁壁を作り直さなければならなかったからなのです。
結構大がかりな工事。
石垣の高さは高いところで2m近く。
ちなみに、右端に見えているアプローチは隣家の敷地です。
とっても良い環境にある土地なのに、なかなか買い手がつかなかった大きな理由がこれ。
不動産会社さんの見積もりでは、350万円はかかるでしょうと言われていました。
もちろん、納得済みの購入でしたので、造成工事代についてはある程度覚悟していたのですが。
一体いくらかかんのじゃ~
さっさと何社か業者に頼んで、はよ相見積もり出してもらわんか~い
あひょの心中でごうごうと吹き荒れ轟き渡る、じれったい怒りの嵐。
だって、金額によっては、建物にかける予算を減らしてこっちにまわさなきゃなんないし・・・。
そんな状況を救ってくれたのが、やはり
頼もしい営業のNさん、でした。
住友林業緑化さんというグループ会社はあるのですが
(一応見積もり出してもらったけど、やっぱ超高くって・・・)
それにこだわらず、私達のためにさりげなく陰でいろいろ動いて下さって・・・。
おかげさまで、最終的には
予算よりかなり安く造成工事業者さんと契約することができました。
(ただし、確定したのは6月下旬。どんだけ時間かけたんじゃ~)
ま、いろいろありましたが
この1件を経て、営業Nさんへの信頼はますます絶大のものとなり
あひょにとってはもう、神様状態に。
妻夫木くんを思わせる、人懐っこいチャーミングな笑顔。
そんな素敵なN神様は後日、あひょに素敵なお守りを授与下さいました。
うけけけけ~。きこりんストラップ。
なんかグッズが欲しいな~と思ってたので、すんごく嬉しかったっす。
お客様の潜在ニーズを察し、それを満たすことにより感動を与える。
さすがN神様、心得ていらっしゃるぅ