昨日(5月23日)妻と二人で両国の国技館界隈を散策して来ました。
総武線両国駅西口構内には、いきなりお相撲さんの大きな写真が飾られていました。
これは相撲協会理事長・武蔵川親方の現役時代の写真です。
駅を出てすぐに両国国技館があります。
現在の両国国技館は二代目で1985年1月場所より使用されているそうです。
大相撲5月場所14日目、横綱白鵬が全勝記録をどこまで延ばすか、ということで10時過ぎには入場券が早くも完売でした。
国技館のすぐ北側に旧安田庭園があります。
常陸笠間藩主の本庄氏が元禄年間(1688年~1704年)に築いた屋敷跡に開かれた庭園で、明治時代に安田財閥の安田善次郎が所有し、後に東京都に寄贈されたものです。
中央の心字池の周囲には木々が茂り、北側の両国公会堂とも相まって見事な景観です。
公会堂側から心字池を眺めたところです。
国技館の屋根が見えます。
入口は国技館側と横網町公園側の2箇所あり、無料で入園することができます。
旧安田庭園の東側には横網町(よこあみちょう)公園があります。
関東大震災で犠牲になった被災者の供養とその後の復興を記念するため園内には東京都慰霊堂と東京都復興記念館が建っています。
横網町公園から清澄通りを南下して江戸東京博物館に入りました。
蒸し暑くお腹も空いてきたので、博物館内は何も見ず、7階の「桜茶寮」という和風レストランへ直行(笑)。
国技館周辺の街並みを眺めながら食べた「大江戸弁当」が非常に美味かったです。
お腹も一杯になり元気が出たところで今度は両国駅南側を散策しました。
国技館通りを歩いてすぐに力士の像と手形のついたオブジェがありました。
京葉道路との交差点を渡ってすぐに旧国技館跡と回向院(えこういん)がありました。
回向院は1657年に明暦の大火の犠牲者を弔うために建てられた浄土宗の寺院です。
旧国技館ができるまでは公共社会事業の資金集めのための寄付相撲、いわゆる勧進相撲興行がここで行われていたそうです。
力塚の碑は、昭和十一年に相撲協会が歴代相撲年寄の慰霊の為に建立したものですが、現在も相撲と当院とのつながりを示す象徴になっています。
回向院には鼠小僧次郎吉の墓もありました。
鼠小僧次郎吉の墓を見て回向院の裏側の小道を東側に歩くと相撲協会専属のクドウ写真館に併設された「相撲写真資料館」があります。
「旧国技館から新国技館までの人や街の変遷」や「写真でらみれる幕内力士の番付表」等々、相撲ファンならずとも訪れる人の目を楽しませてくれます。
この界隈には相撲部屋がたくさんあります。
出羽の海部屋・時津風部屋・大島部屋・二所ノ関部屋などなど。
特にこの出羽の海部屋は、いかにも昔ながらの相撲部屋という感じで、入り口には弟子たちのチャリンコが沢山並べてあり、屋上には洗濯物が無造作に干されていました。
古き良き時代の、のどかな雰囲気が漂っていました。
最後に「横綱横丁」を歩いて両国駅東口から帰路に着きました。
帰ってから夕方、テレビで大相撲を見ました。
何と・・白鵬が琴欧州に破れて連勝記録が33で止まり、朝青龍が日馬富士に投げ飛ばされました。
国技館で見たかったなあ・・・(笑)
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