4月18日(土)妻と二人で旧古河庭園を見終えた後、本郷通りを更に南へ歩きました。
JR駒込駅を過ぎるとすぐに和歌の庭・六義園が見えてきました。
ここは正門ではなく染井門です。
染井門から入ると、千里場という江戸時代の馬場跡を歩きます。
すぐそこに山手線が走っているとはとても思えない静寂さです。
六義園には紀州和歌の浦を写した池が庭園の中央に造られています。
回遊式築山泉水庭園の要諦をなすのが、中央の泉水に浮かぶこの「中の島」です。
名前を「妹山(いもやま)・背山(せやま)」、または「妹背山(いもせやま)」と呼びます。
古くは女性のことを妹(いも)、男性のことを背(せ)と呼び、この「中の島」は男女の間柄を表現しています。
残念ながら中には一般観覧者は入ることはできません。
木立の中を歩いていくと、滝見の茶屋へと辿りつきます。
その周辺は、昼なお暗い樹林の中を渓流が走り、岩の間から落ちて水しぶきをあげています。
あずまやからは、滝や水分石(みずわけいし)などの景観や水音が楽しめます。
吹上茶屋は庭園がもっとも美しく見える場所の一つです。
甘いお菓子とホロ苦い抹茶の味が、またこの庭園にとても似合ってます。
藤代峠付近には沢山のツツジが植えてあり、峠に向かう階段にはツツジの素晴らしいトンネルがありました。
日本で一番高い築山(35m)の藤代峠から紀の川の眺めです。
藤代峠は紀州(和歌山)にある同名の峠から名付けられました。
私は和歌山の生まれなのですが(私のホームページ「お気に入りの街」を参照)、
和歌山の藤代峠は非常に見晴らしが良く西に淡路島、北に和歌の浦、紀三井寺が見えるのです。
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六義園に行く時は、お麩を持っていくことをお薦めします。
ものすごい勢いで鯉が食べに来ますよ。
4月18日(土)の半日だけで、これだけの素晴らしい景色が見られました。
さすが東京ですね。
これからも、もっともっと東京散策を続けたいですね。