若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

陸前浜街道を行く(秋)・・・・

2008年11月17日 | 旅行




11月15日・16日で孫の七五三のお祝いに郡山へ出かけました。

今年の3月と同じく、陸前浜街道を行くことにしました。

3月には「勿来の関」と「塩屋埼」を時間の都合上、見ることが出来なかったので今度こそ、と思って出かけました。








奥州街道は白河の関、新潟から山形へ向かう北国街道は念珠の関、そして水戸から仙台に向かう浜街道の関所が勿来の関であったそうです。







勿来とはつまり 「来る勿かれ」。

こっから先へは来るな!という意味です。

一般に奈良時代に蝦夷の南下を防ぐ目的で設置されたといわれています。

平安時代の武将源義家や紀貫之、小野小町、和泉式部、西行法師などの有名な歌人も和歌に詠んだ有名な歌枕です。








塩屋埼灯台は、福島県いわき市の塩屋埼に立つ、白亜の美しい大型灯台です。

周辺は、磐城海岸県立自然公園に指定され、「日本の灯台50選」にも選ばれています。







美空ひばりの「みだれ髪」の歌詞のモチーフになった塩屋埼灯台。

「みだれ髪」の歌碑 と 歌が流れる「遺影碑」があります。




         髪のみだれに手をやれば

         赤い蹴出しが風に舞う

         憎や恋しや塩屋の岬

         投げて届かぬ想いの糸が

         胸にからんで涙をしぼる



こういう歌・・・・好きなんです・・・(汗)








木下惠介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」は、灯台職員とその家族が転勤で地方の灯台をまわりながら、積み重ねる喜びと悲しみを描いた映画作品として有名ですが、当時の塩屋埼灯台長夫人、田中きよさんの手記「海を守る夫とともに20年」をもとにしたものだそうです。





灯台には、きつい坂を上れば、そばまで行けて灯台の上に登れますが高所恐怖症の私にはあまり気持ちの良いものではありませんでした。







塩屋埼灯台の北に広がる薄磯海岸は、1994年(平成6)に選定された「日本の渚100選」にも選ばれました。

美しい砂浜を、妻は年甲斐もなく無邪気に走り回っていました。









この辺りでは、勿来と人気を二分するマリンレジャースポットとなっているそうです。

天気がイマイチで夕暮れが早くなりそうだったので、3時過ぎにはこの海岸をあとにして、長男家族の住む郡山市へ国道49号線を走りました。



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