たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2021年『モーツァルト』-日比谷シャンテコラボキャンペーン(2)

2021年04月25日 23時27分05秒 | ミュージカル・舞台・映画
2021年『モーツァルト』-日比谷シャンテコラボキャンペーン
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/3d805cc4218ebc61fad0577eb8afd8fd

2021年4月14日(水)帝国劇場で観劇後に、日比谷シャンテに展示されている2018年の舞台写真をあらためて一枚ずつスマホで撮ってきました。



憲ちゃんアマデ、神さまがおりたったような表情はまさしく神童。





今回アマデが小さいけど場を支配するトートのようにもみえたことはまたあらためて。






































日比谷シャンテ、5月11日まで臨時休館で6日の千穐楽までの予定だったコラボキャンペーンを20日まで延長とのこと。

https://www.hibiya-chanter.com/eventnews/detail/?id=527

 14日にゆんヴォルフガング、19日に育三郎さんヴォルフガングを観劇できたことは奇跡でした。育三郎さんが今公演できていることは奇跡だと思うという言葉が現実になりました。菅さんと小池さんがオリンピックやったという実績を残したいために、帝国劇場の『モーツァルト』が千穐楽を待たずに中止。27日が千穐楽となってしまいました。昨日カーテンコールで育三郎さんが泣いていたっていうつぶやきをみかけて涙がでました。稽古場でマスクしながら歌い続けてやっと戻ってきた帝国劇場、どれほど悔しいことかと。わたしの心の拠り所、日比谷の劇場の灯りがまた一斉に消えます。でも『モーツァルト』の奇跡は「世界果てる日まで」終わりません。また必ずや帝国劇場に降り立つ日が来ることを信じています。

 帝国劇場、千穐楽の6日までこのままかな。舞台セットいつばらすんだろう。



 東京宝塚劇場のこの灯り、ともりつづけかぎり安心感があります。



 この日までは生き延びばと心に決めていた星組はまたもやちょうど中止期間にあたり幻となったのでこの先一枚もチケットはありません。また東京宝塚劇場の星組、三度目。でもまだ死ぬわけにはいかない。なんで生きているのかわからなくても自分から死ぬことはできない。許されそうな範囲において今は配信を糧に生き延びましょう。あと4回、これ以上脳みそに入りませんが明日の夕方会議。あとは引き継ぎ書読み上げたらそれ以上わたしにできることはありません。もういいんですがあと4回。


『エリザベートガラコンサート』花組バージョン-ライブ配信(6)

2021年04月25日 13時07分10秒 | 宝塚
『エリザベートガラコンサート』花組バージョン-ライブ配信(5)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/51e4ddce05c2dda13488016f55fe6798

 カーテンコールのみりおちゃん語録、言葉はあやふやですが忘れないうちに備忘録。
 客席を愛おしそうにみながら、「こうしてお会いできて本当によかった」「みなさん健康に気をつけて生きていかれてください、ずーとずーと先に黄泉の世界でお会いしましょう」「こんなことになるなら一日に5回ぐらい公演しておけばよかった」って幕がおりている間に話していたら、北翔さんが「言いなさいよって」、あったかい笑顔で笑う北翔さん。偽花組ポーズ、「みなさんも一緒にやってくれないと困るんですよ」で演者のみなさんも偽花組ポーズ。
「客席に小池修一郎先生がいらっしゃっています。小池先生~」とみんなでお手振り。
「ありがたいことに明日も公演させていただけることになりましたが、緊急事態宣言の発出にyりライブ配信とライブビューイングに変更となりました。わたしが言うよりもホームページをチェックしてくだい。申し訳ございません。コロナのせいです」。ライブ配信なので口元をゆがめるところとか、目を見開くところとか、細かい表情をみることができました。いちばん好きなのは、子どもシシィが木から落ちて死の淵を彷徨っているとき、黄泉の世界に迷い込んだシシィに一目会った瞬間、その魅力にあがないきれなかった時のはっとする表情。大げさすぎても嘘になるところ。シシィにそれだけの魅力があってこその場面。

 二幕だいもんルキーニの「キッチュ」アドリブ、「俺からはみえないけれど今日は客席のみなさんのほかに、映画館でライブビューイング、お茶の間で?ライブ配信、みなさ~ん💛」とお手振り、「みなさん写りますよ」でカメラのストロボの音。男役の補正下着?をつけていないだいもんルキーニ、細い。こんなに細いからだから声量豊かな心地よい艶のある歌声。ルキーニ、椅子を動かしたり、バート・イシュルの場面でシシィをフランツの方に押したり、けっこう忙しい。客席と物語をひっぱっていくのでものすごいエネルギーが求められると思いますが、楽しそうに余裕をもって舞台に立っているように感じました。

 北翔さんフランツ、噂にたがわず素晴らしい歌の安定感、以前オンデマンド配信で視聴した番組で、譜面をもらったらまず全体をみる、全体をみることに時間をかける、自分のパートは一番最後で何分の1かと話していたことを思い出しました。こうしてつくりあげられたフランツ、やさしくシシィを包むこむようなフランツ。今回のガラコンのために髪を短くしたら、赤ちゃんがママだってわからなくなってしまい誰だろうって混乱して泣いたというエピソードがあるそうですが、7年の時を経ても、素のママから舞台の上ではこうしてフランツになれるんですね。

 蒼羽りくさんルドルフ、長い髪を後ろにまとめて軍服を綺麗に着こなした美しいルドルフ。

 シシィが違うと舞台全体の雰囲気が全く違う2014年花組バージョンでした。10日の配信で蘭ちゃんシシィにはじめて会って、高貴で孤独な花ちゃんシシィとは全く違う、田舎貴族の娘が皇后になってしまった蘭ちゃんシシィに、こんなシシィもあるのかと新鮮な驚きを覚えましたが、まりあちゃんシシィはまた全く違っていました。「わたしだけに」を歌い始めるとき、蘭ちゃんシシィは目を閉じて深く呼吸して自分の中の声と向き合っているようにみえました。まりあシシィはまっすぐに前を見つめているようにみえました。ひたむきに生きようとする姿はきっと退団後のまりあちゃんの生き方そのものなんだろうなと感じました。それぞれの役者の人生がそのまま舞台にでるシシィ、それぞれに良きかな。

 今後のライブ配信、全部はお金も時間も無理なので、4日か5日のどちからでだいもんトートとみりおちゃんシシィ、5日は宙組の『ホテルスヴィッツラハウス』、宝塚初の無観客上演によるライブ配信とライブビューイング、劇団は守ってくれました。中止を発表する前に咲ちゃんと希和ちゃんが登場した新しいビジュアル写真を公開して今後も宝塚歌劇団をよろしくお願いいたしますとしたところに劇団の心意気と覚悟を感じます。

 社会生活の維持に必要なものだから第一次世界大戦のときから今まで100年以上宝塚は続いてきました。都内の寄席は「社会生活の維持に必要なもの」として公演続行を発表。新宿の末広亭、一度行ったことがあるかも。応援しております。

上垣先生のブログ「英断…というかこれが普通」
https://ameblo.jp/saty0221/entry-12670590470.html

 帝国劇場の『モーツァルト』は28日から千穐楽まで中止、19日に観劇した時はこんなに突然中止になるとは思っていませんでした。劇場どこよりも綺麗、職場の方がよほど空気悪くて清潔感ない、感染源になっていないから中止にする必要があるとは思えないのに、ようやくロビーに物販が戻ってきたというのに、終演後静かに頭を下げて観客を見送ってくれたスタッフさんたちの姿を思い出すと涙が出そうです。対応すごく丁寧。人のこと心配している場合ではありませんが、中止の間収入を失います。

 東宝、宝塚、梅田芸術劇場、劇団四季、ホリプロ、大手が一斉に舞台は社会生活の維持に必要なものと声をあげるのはむずかしいでしょうか。それぞれの、いかにも行政チックなわかりにくい通達を引用した公演中止のお知らせに静かな怒りを感じるのはわたしだけでしょうか。