たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2018年ミュージカル『ジキル&ハイド』(6)

2021年04月03日 16時09分13秒 | ミュージカル・舞台・映画
2018年ミュージカル『ジキル&ハイド』(5)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/685570dcad8847846358dae14d4dd5f4


 (東京国際フォーラム公演プログラムより)

「エマ・カレー役;宮澤エマ

-ジキルを愛し、北極星のごとく希望の光を放つ-

 ロンドン一の美女として羨望の眼差しを受け、地位が高く、穢れも嫌味もないヒロインを演じる難しさを実感しています。これまで演じてきた役は一風変わっている人物が多かったので、今回は自分の斜に構えた部分を封印して、まっすぐにいなければいけませんね。

 お稽古を重ねて感じるのは、エマの根底にある究極のポジティブさです。周りが全員反対する中、ジキルを信じて疑わず、自信を持って選べる強さ。そこには上流階級の人が持つ無自覚な自信だけでなく、生まれ持った芯の強さもあるでしょう。婚約パーティで嫌味を言われても、ウィットに飛んだ返事ができる。一歩間違えば疎外されかねないのに、それほどまでにジキルに自信があったのかもしれません。その一方で、エマ自身は自由になりたいという渇望も抱えています。父親の強い愛情が多少窮屈であること、また貴族社会や貴族のあり方に満足できず、偽善的な慈善事業をするより、医学の力で人々に尽くそうとするジキルに共感し、支えたいと思ったのではないでしょうか。

 山田さんがおっしゃるには、ジキルとエマは「ありのままの」で究極にハッピーで、そこからどんどん遠ざかってゆくと。ジキルが生命を賭けてハイドと対決しようとする、その希望の光がこのシーンなんです。お稽古を始める前は、成長物語としてエマが変化することも考えていましたが、もしエマが変わったらジキルにとっての希望の光、北極星になれない気がして。エマだけはこの物語で唯一ぶれない存在として、ジキルを心の底から愛し、生き抜かなければならないと今は考えています。「あれは夢」はジキルに冷たくされて、初めて揺らぎ振り返るナンバー。それでも最後にはポジティブに戻るこの一曲で、エマのドラマと人間性をお見せできたら。

 この物語は答えを出さないことに意味があるような気がします。善悪を分けるとはどういうことか、人は生きて行く中でより良い選択がわかっていたとしても感情ではそうはいかないとか。ジキルの実験では、ハイドが完全に悪でジキルは善だったのか。結末を見ても、一体何が悪だったのか、ずっと揺さぶられ続けて答えが出ない。その余韻を楽しみ、思い巡らしていただけたら嬉しいです。」


眠れない一週間が終わりました

2021年04月03日 00時53分11秒 | 日記
 月曜日に有給休暇をとったので4日稼働でしたが、それでも長い一週間でした。一日の睡眠4時間前後だったでしょうか。2日の睡眠時間をたしても休日1日分の睡眠時間にならないぐらい。昨夜も一昨夜もすごく眠いはずなのに、眠いのに、きき湯のお風呂に1時間ぐらい入っているのに眠剤のんでも横になると脳みそが休まるどころなんかこう活発になってしまって眠れませんでした。早めに目がさめてしまったのは水曜日だったかなあ。なんだかほんとにだめですね、苦手すぎることだとわかったし、なによりも上に立つような器ではない人たちが上に立っていてマネジメントできなさぐいている状況がひどすぎてほんとにだめです。これから先どうすればいいのだろうと思うと不安におしつぶされそうになります。困っている人に寄り添える、そういう気持ちがあったはずなのに実際にはなにをしているのかほとんどわからない、振り回され感、やらされ感ばっかりで気持ちはもうほとんど途切れました。いっけんあたたかそうにみえるところの冷たさを知ってぞっとするばかりです。逃げ場所があるとまだ思い込んでいた時はだめなら逃げればいいだけだという気持ちがありましたが、気がつけばもう逃げ場所はありません。車がないと暮らせない田舎生活を今さら送ることなんて今さら無理なんだとわかったので家賃払って生きていくしかありません。どうなるんでしょうね、これからの自分。重苦しい気持ちになるばかりです。

 新年度、いちばんいやな季節の変わり目、来週からどんなことに振り回されるのでしょうか。いろいろなことがおこりますね。それでも生きてさえいればなのでしょうか。お父さんの勤務先の人事異動によるものなのか、10才の子供が一人で線路沿いに歩いて住み慣れた家に帰ろうとするなんてなんとも悲し過ぎて涙でます。こんな命の力になりたい、そう思っていたはずなのに現実はものすごくむずかしいということがわかった自分、なんにもできないんだなあと思うとなおさら涙。

 明後日の午後、KITTEまでいく余力あるかしらね、日比谷から徒歩圏内だから、レスリー・キーさん撮影の巨大パネルのキキちゃんに会いにいかなくっちゃね。

 宙組公演、ライブ配信ないのかなあと気になっていたら、東京公演ではなくて5月5日の梅田芸術劇場公演のライブ配信とライブビューイングが発表されました。宝塚大劇場は本日開幕した花組公演から生演奏が復活。いつ以来になるのかな。東京宝塚劇場公演の生演奏復活も待っています。